見出し画像

タイドラマ「You're My Destiny」(「ハートに命中!100%」リメイク)

主演:BIEスクリット・ウィセートケーオ、エスター・サップリーリーラ、Lanlalin Tejasa Weckx、Tre Porapat Srikajorn
2017年 全17話
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★★❤️
(写真=WeTVより)

タイBLドラマのつまらなさに心が折れていた私、先日の挫折したドラマの記事でもリメイクについて散々文句を言っていたが。。。前言撤回!リメイクだって、いいものはいいと再認識させてくれたのがこちら、台湾ドラマのリメイクである!

先日、この記事を書くために上のオリジナル台湾版の記事を加筆・修正。上記を書いた頃は中国リメイク(以下”陸版”)だけを視聴する予定だったため、あまり深く考えずに書いたが、まさかこの後、韓国、そして本作まで観るとは思っていなかった。そしてこの後、日本とインドネシアのリメイクも視聴する予定である。
なのである程度体裁を整えるため、メインの登場人物の紹介を追記した次第である。
中国、韓国のも加筆・修正予定。

メインの登場人物

台湾版と同じ順序で紹介。なお、英語字幕で視聴したが、エピソードによってローマ字名が異なる場合があったので、カタカナ名は私の耳でこんなふうに聞こえたもの、ローマ字名はMDLの表記に従っている。

(1)ポストイット女(または付箋女)
エスター・サップリーリーラ演じるワニーダ(Wanida)は法律事務所で働くOL。職場の同僚だった弁護士トンワット(Thonwat)とクルーズに行くが、金額は全額彼女が負担。

(2)ボディケア製品製造会社の若社長
BIEスクリット演じるパウット(Pawut)は婚約者のケーにプロポーズするために、彼女の休みに合わせてクルーズに誘う。

(3)バレリーナ
Lanlalin Tejasa Weckx演じるケー(Kaekaikun)はすでに国内ではプリマドンナを務める有名バレリーナであったが、是非ともニューヨークで世界を舞台に踊りたいと頑張っている。

(4)神父(アートディーラーまたはアーティスト)
Tre Porapat Srikajorn演じるタヤ(Taya)はアーティストだが、ボランティアで通っている孤児院の子供たちとかくれんぼをしている時に教会内に隠れていた。そこで偶然にもワニーダの告解を聞いてしまう。

【運命の出会いの場所】
シンガポール出発の一泊二日のクルーズで、船はロイヤル・カリビアン・インターナショナルが運航する「マリナー・オブ・ザ・シーズ」号

同僚からは「ポストイット女」と呼ばれる冴えないOLのワニーダと、ボディケア製品メーカーの若い社長パウットが、それぞれの恋人とシンガポールから一泊二日のクルーズに出るのであるが、ひょんなアクシデントで一晩共に過ごしてしまう。その後ワニーダの妊娠が発覚。そこからお互いの家族を巻き込んだドラマチックな展開のドラマである。

あと二人の美男美女キャスト

本記事では、他の記事で触れなかった二人のサブのメインキャストをちょっと紹介したい。上記の「バレリーナ」と「神父」であるが、各国バージョンにおいて、ビジュアル的には美男美女であるのが特徴。役柄は全部同じなので、ここでは名前ではなく、役で記載する。

まず、若社長の恋人はバレリーナで、彼らは6年ほど付き合っている。世界の舞台で踊りたいという彼女の夢を若社長は全力で支えている。しかし、そのために約束をすっぽかされることも多く、ちょっと寂しい思いをしている。また、若社長の祖母(両親は共に早死に)は、早く後継の孫が欲しいため、なかなか結婚する気配のないバレリーナの彼女との仲をよく思っていない。
そして今回のクルーズ旅行にも、乗船寸前でニューヨークからのバレエのオファーを受けるため、乗らないのである。

神父/アーティストはいわゆる「報われない二番手」。ポストイット女と偶然知り合い、彼女は彼のことをずっと神父だと思い込んでいるが、実は大手のアートギャラリーを経営するディーラー(台湾版、陸版)、または有名なアーティスト(韓国版、タイ版)。美術品を愛する若社長の祖母とは知り合い。
ポストイット女の優しい一面を知るにつれ、彼女に同情する一方、惹かれていく。
彼は実は孤児で、幼い頃にはぐれたまま行方がわからなくなった妹(タイ版のみ姉)をずっと探している。

韓国版のリメイク

オリジナルは台湾ドラマであるものの、本作は2014年の韓国版『運命のように君を愛してる』のほぼ忠実なリメイクと言える。
しかし、所々に台湾版の要素が入っており、非常に多くの場面で個人的にはフラッシュバックがあった。もちろん台湾のあのドタバタな雰囲気は一掃されているが、若社長の秘書役Apichatは本作では割と真面目なタイプであったのが、意外だった。韓国版では若社長の腹違いの弟と組んで、なかなか活躍してくれていたが、この辺りはスルーした感じで、弟の存在感も本作では薄い。弟役は若い頃の忍成修吾に似た俳優で可愛いんだけど(笑)。

若社長役はタイが一番かも!

もう同じストーリーを4回観ているにもかかわらず、実は本作では最後の3話で号泣!韓国版もかなりうるうるするのであるが、さすがに泣かなかった。
これはもう、若社長役のBIEスクリットの演技にひたすら泣かされたと言える。角度によっては唐沢寿明にしか見えない彼、タイではどうも大人気の歌手のようで、ドラマやミュージカルにも結構出演しているらしい。彼のニックネームBIE(←私にとっての運命かも!)に惹かれて贔屓目に見ていた部分もあるかもしれないが(笑)、韓国版のチャン・ヒョク同様、根っからのエンタメ男として楽しませてくれた。笑い方は似せたのかと思ったら、どうも地のままのよう。

個人的にはこの作品では、若社長の心情の変化というのは一番の見どころだと思っているので、俳優たちの表情はとても重要。俺様感を120%出しつつ、切なさ、苦しさなどの表情もうまく出されなければならない。特に韓国版と本作はドラマチックな展開なため、なおさらである。そういう意味では各国どの俳優も良かったのであるが、4人の中では本作のBIEスクリットが一番良かったかもしれない。

そんな彼、本作では主題歌と挿入歌を歌っているので、ぜひぜひこちらで見ていただきたい。ドラマのタイ語の原題は『เธอคือพรหมลิขิต』というようで、自動翻訳にかけたら「彼女は運命の人」みたいな意味らしい。こちらは同名の主題歌♫


韓国版はこちら↓

陸版はこちら↓

日本リメイクはこちら↓


この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文