見出し画像

読んでもオモロイ演芸台本❹ スパンキープロダクション 1(わん) 「イエス!井上クリニック」

本日、2020年3月21日(金)は、スパンキープロダクションの1(わん)さん初単独ライブでした。

これからしばらく活動休止に入られるお2人に、一抹の寂しさを感じつつ。

袖からの写真。

画像1


画像2

ブレブレ、ごめん。

こうして2人で登場することも、しばらくないんだなあってしんみりしてたら

画像3

のりおさん、泣いちゃった。あかん、私もうるっと。

今日も全力で7本(8本?)の漫才をやり切られたお2人!ほんとにお疲れ様でした。

実は私も過去に、 お2人にネタを書かせていただいておりました。そこで今回の「こんなネタを書いてきた」は、今夜の1(わん)単独ライブ番外編としまして、当時の台本をご紹介いたします。

毎月1回、道頓堀ZAZAにて行われている『お笑い新ネタライブ』に作家メンバーとして参加していた頃のもの。

当時、ボケの井上さんが、相方の中尾さんの顔を『ブスだブスだ』といじってはったので、作家として入るならば全く違う方向でいきましょう!と、張り切って書いたら、全編、中尾さんの顔いじりのネタになっていた。

こういう時、私は自分自身が本当に怖くなりますわ。

なんしょんぞい。

前回投稿した海原やすよともこさんのネタが、かなり前のものだが整形で、今回もまた整形でございます。

整形はネタになりやすいけど、演者を選ぶものでもあります。そのコーディネートこそ作家の仕事。というわけで、以下、本編です!!どぞ!!

●タイトル『イエス!井上クリニック』

●演者:1(わん)

●道頓堀ZAZA 新ネタライブ

●2018.2.28  


井上「ぼちぼち副業を始めたいと思ってな」

中尾「副業?本業もままならんのに、なんで副業やねん」

井上「だって、俺らもいつ落ち目になるか分かれへんやん」

中尾「あのな、落ち目になるっていうのは上り詰めた人が言うことや。俺らまだいっぺんも上ってへんやん」

井上「いやいや、将来の安定を考えたら手堅い副業を持ってる方が、圧倒的に賢い生き方ぁぁぁぁ!(拳を突き上げる)」

中尾「誰に何を吹き込まれたんや!?副業なんか簡単にできるわけないやろ」

井上「ところが俺にもできそうな仕事が一個あるねん」

中尾「どんな仕事?」

井上「美容整形外科医」

中尾「バグったんか。副業で美容整形外科医やってる漫才師、聞いたことないわ」

井上「どうも、私が院長の井上です」(役に入る)

ここから先は

1,847字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?