4月8日は

お釈迦さまと

うちの長男ボーの誕生日です。

誰と並べてんねん。

というわけで
本日、長男、23歳になりました。

昨夜、4月7日は
彼の22歳最後の夜でした。

あんた今日、どっかご飯食べに行く〜？
と聞けば
「おん」
と答える長男ボー。

今日は予定ナシングなのかい？

22歳最後の夜を
おかんと2人で過ごす長男ボー。

そういえば、
前に彼と2人でご飯を食べたのは
この日だったかもしれない。

この日↓

え。
2021の大晦日以来とな？

実に感慨深い。

感慨深いついでに
長男の写真を見てみようっと。

写真フォルダを遡る。

って、隠し撮ってばっかりやないかい。

というのは長男、小さい頃から写真ぎらいで、なかなか正面から撮らせてくれへんかったんです。

そやから必然的に後頭部の写真ばっかになっとるわけです。

後頭部に飽きて

って、寝起きドッキリも撮ってみたりして。

いや、起こしてもないから

寝顔コッソリ。

小学校の時にはラグビー部に所属していました。

引っ込み思案で
他人様のボールを奪いに行くなんぞ苦手中の苦手な長男が
あれはなぜ？
あれはなぜにラグビー部に入ったんやっけ？

あ！私がママ友に誘われたんやったっけ。

「ラグビーやってたら、引っ込み思案が治るよ」
て言われて
え、ほんまに！？
言うて。

今の考え方からすると、
どんな前時代的な価値観やと。

引っ込み思案が「治る」てなんやねん

と今なら思うが当時は

引っ込み思案を「治したい」

と私も思てたんですわてこれ強引すぎたんちゃうんかしらと今さらながら大反省。

そして当時、そんな母の思惑により
長男、ラクビー部に入部。

さほど乗り気でもないが
さほど嫌がるわけでもなく
淡々と練習に参加していた長男ボー。

ラグビーという
他人様の持っているボールを
体当たりでムリクリ奪って走る

というスポーツには
致命的なメンタルだっただろうし
だから
試合に出してもらえる機会も少なかったけど

「ラグビー楽しい？」
と聞けば
「おん」
と答える長男ボー。

ラグビー部、最終日の一枚。

安定の後頭部ショット。

ほっぺたがむっくりしてるところをみるとどうやら

笑顔。

小学校最後の登校日の

玄関での後頭部。

いってらっしゃい。

いってらっしゃーーーい。

行っちゃった。

たまには

横顔も見れたけど。

二十歳の頃、初めて美容院でカラーを入れて帰ってきた。

え。

もすかすて

もすかすて

彼女とかできちゃったんすかあ〜〜〜？

とか決して聞いてはいけないのである。

ゆえに台所からの

後頭部。

ある日の夕方。

買い物をしてスーパーを出たところで
学校帰りの長男とばったり会う。

あんた、荷物持ってくれる？
と言えば
「おん」
と答える長男ボー。

まったくオカンの隣は歩かず
スタスタ先行く長男に

信号待ちで
追ーいつーいた♪♪

て、あんたリュック

ボロボロやないの！！

いややわ〜、こんなん毎日持ち歩いてたん！？

もとより高価なものやブランド品への欲はなく
身の回りのものは使い勝手が良ければそれでよく
形あるうちは使い続けるポリシーか
別名「 ム・トンチャク」をほしいままにしているが
長年履きすぎて生地がスッケスケのパンツと
その崩落したリュックは買い替えたらどうだろうか。

と流石にあの時はアドバイスをしたものだった。
（後日、パンツ、リュックとも新調）

さて長男、22歳最後の夜。

あんた今日、どっかご飯食べに行く〜？
と聞けば
「おん」
と答える長男と
近所の焼肉屋さんに来ました。

久しぶりに2人の食事。

張り切って、瓶ビールを注文！！

焼肉にはまず！！冷え冷えの瓶ビールでさぁ〜ね！！

とテンションぎゅん上がりしながら

もろもろの注文が済んだ途端

トイレに立つ長男ボー。

冷え冷えの瓶ビール来ましたけど。

グラスも冷え冷えですけど。

チッチッチッ……（秒針の音）

お肉も来たよ。

チッチッチッ……（秒針の音）

どんどん来るど。

どんどんグラスぬくもるど。

あ〜〜〜〜

ほんまんなんしょんけ！！
（略：本当に何をしているのだろうか）

チッチッチッ……（秒針の音）

チッチッチッ……（秒針の音）

もぉ先にビール飲んだろかな！？

と思った瞬間

キムチとともに着席。

わかっている。

こういう時に言いたくなるあの台詞！！

あんた、ウンコしてたん？

とは、決して言ってはいけないことを。

ほれでは、乾杯しまほか！！

お誕生日おめでとう。

そして

就職おめでとう。

引っ込み思案で
マイペースで
時々ほんまタイミング悪くて（先の例、参照）

そんな男だからなのか

就職活動は大いに苦戦していたようだ。

同級生たちの就職先がどんどん決まっていく中

長男ボーは年が明けても決まらずに

親は心底ヤキモキしたが

2月になってようやく！！

就職先が決まりまして！！

今は、日々日々、研修の毎日。

この研修が終わると、いよいよ赴任先が決まるとのこと。

大阪を離れる可能性もある。

東京か、はたまた別の町か。

いずれにせよ

いつかこの家から飛び立って行くんやな。

そして旅立つ朝

オカンはやっぱり撮るんかな

あんたの後頭部。

あの時よりも

泣いてまうんかな。

（了）