YUさんのスポーツ法務ノート

スポーツ法務・スポーツビジネス・コーチングに関するニュースやトピックをアップしていきま…

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スポーツ法務・スポーツビジネス・コーチングに関するニュースやトピックをアップしていきます。 ※事実関係は、報道されている内容を前提にします。 ※スキャンダル・ゴシップネタは取り扱いません。

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    スポーツ法務や指導方法に役立つ本を紹介するマガジンです。 (分類) ・スポーツ法務 ・コーチング ・ell-being ・コンディション管理

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    日々のニュースをチェックしていくだけのマガジンです。 (分野) ・スポーツの指導に関する暴力、暴言、ハラスメント ・スポーツ中の事故、怪我 ・ガバナンス、コンプライアンス(不祥事、金銭問題) ・コーチング、チームビルディング、指導方法、怒らない指導 ・アスリートの肖像の利用、マネジメント契約 ・スタジアム、アリーナ、スポーツ施設 ・スポーツテック、スポーツ関連の産業 ・パラスポーツ、ギア etc

最近の記事

審判の判定に異議申立てをする方法

Q:質問相手チームの選手からファウルを受けて、抗議するために詰め寄ったところ、審判がそのファウルを見逃していて、逆に自分が警告を受けてしまった。試合後に、この審判の判定を争って、自分への警告を取り消してもらうことはできるか? A:答え最初に、審判の判定に対する異議申立ての手段があるかを確認する必要があります。 もし、異議申立てができるならば、速やかに申立てを行う必要があります。 具体的に、いつまでに手続きをする必要があるか、どこに申立書を提出すれば良いか等は、規定によって異

    • アンチ・ドーピングや薬物についてオススメの本

      はじめにアンチ・ドーピングについて体系的に書かれた本は、あまり多くありません。 ドーピング違反というと、禁止薬物や成分を体内に入れることが真っ先に思い浮かぶが、所有するだけでもアウトだったり、居場所の報告を怠った場合も違反になるなど、全部で10項目の違反類型があります。 また、検体の採取方法や、陽性反応が出た場合の対処方法等、アスリートをサポートするために持っておくべき知識やノウハウは多岐にわたります。 本の紹介1冊目:図解入門よくわかるドーピングの検査と実際(2010年)

      • 「厳しい指導」の弊害を学べる本3冊

        はじめにスポーツの指導方法を巡っては、「厳しい指導」はアリかナシかという議論について、常に意見は真っ二つに分かれています。 2020年3月に日本スポーツ協会(JSPO)が公開した調査報告書でも、「過去5年間にハラスメントを見聞きした割合」のうち、40%弱が体罰(しごき)を見聞きした、60%弱が言葉による暴力を見聞きしたと回答しており、いまだに選手に対して「厳しい指導」がされていることがわかります。 「厳しい指導」が無くならない理由こうした、選手や子供たちの尊厳を傷つける指導

        • スポーツチームが倒産した場合、選手の給与はどうなる?

          はじめに最近、スポーツチームが倒産した(しそうだ)というニュースを目にすることがあります。 例えば、2023年3月には、松江市のサッカークラブ「FC神楽しまね」が3億5千万円の負債を抱えて(NHK)、沖縄のプロ野球チーム「琉球ブルーオーシャンズ」が1億8千万円の負債を抱えて、それぞれ破産手続きの申立て をしました(FNNプライムオンライン) タイムリーな話題では、アイスホッケーのチームが選手やスタッフへの給与の支払いが遅れているという報道がありました。 チームも、給与の

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        記事

          スポーツ選手の代理人やマネジメントについて学ぶ

          スポーツ業界の仕事の中には、選手をサポートする代理人やマネジメント会社と言われる方々がいます。華々しい世界のイメージとは裏腹に、具体的に何をしているか分かりにくい世界です。 そこで、今回は、代理人の業務をする上で必要不可欠な「スポーツ選手の立場」について学ぶための本を紹介します。 本の紹介(5冊)1.プロスポーツ選手の法的地位(2003年) 海外(アメリカ、イギリス、EU)の事例や研究から、日本のプロスポーツ選手や実業団選手の法律上の地位について研究された本です。 一定の

          スポーツ選手の代理人やマネジメントについて学ぶ

          これからスポーツ法を勉強する人にオススメの本

          ひとことで「スポーツ法」といっても、その内容は多岐にわたります。 今回は、これからスポーツ法を勉強したいと考えている方向けに、スポーツ法を広く浅く学べる本を紹介します。 1.詳解・スポーツ基本法(2011年) 平成23年(2011年)6月に成立したスポーツ基本法の解説書です。 ・どういった背景事情や課題があったのか ・法律が成立した意義 ・法律によって求められている指針や今後の方向性 について幅広く書かれています。 2.標準テキスト スポーツ法学 第3版(2020年)

          これからスポーツ法を勉強する人にオススメの本

          スポーツメンタルコーチングを学びたい人にオススメの5冊

          前回は、コーチングを学びたい人にオススメの本を紹介しました。 今回は、スポーツに特化したコーチングを学びたい人におすすめの本を5冊紹介します。 なお、メンタルコーチングと、メンタルトレーニングの違いは、こちらの記事をご覧ください。 本の紹介(5冊)1:成長のための答えは、選手の中にある(2018年) 一般財団法人フィールド・フローの代表で、多くのアスリートのサポート実績を持つスポーツメンタルコーチの柘植陽一郎さんの著書です。 コーチングをベースにした同氏のメソッドが1冊

          スポーツメンタルコーチングを学びたい人にオススメの5冊

          コーチングを学びたい人にオススメの5冊

          最近、「コーチング」という言葉を聞くことが増えたけど、いまいち内容がわからない。 きちんと勉強したいけど、何かいい本は無いだろうか?という方にオススメの5冊を紹介します。 新版 コーチングの基本(2019年) 2001年に設立し、2022年12月に東京証券取引所スタンダード市場に上場した株式会社 コーチ・エィのメソッドがまとめられた本です。同社は、コーチ・エィ アカデミアというコーチングスクールも運営しています。 同社では、コーチングを「目標達成を支援するプロセス」と定義

          コーチングを学びたい人にオススメの5冊

          メンタルコーチやメンタルトレーナーについて学びたい方へ

          スポーツメンタルコーチや、スポーツメンタルトレーニングという言葉を目にすることが増えました。 今回は、スポーツメンタルコーチングやスポーツメンタルトレーニングを学びたい、またはサポートを受けたいという方向けに、情報を整理していきます。 ※この記事の内容は、私が個人的に調べたもので、掲載されている資格や団体の有意性や信頼性について保証するものではありません。また、特定の団体を優遇するものでもありません。 1:スポーツメンタルコーチとスポーツメンタルトレーナーの違いスポーツメン

          メンタルコーチやメンタルトレーナーについて学びたい方へ

          メンタルコーチングとメンタルトレーニングの違い

          車いすテニスの国枝慎吾さんが「俺は最強だ」という言葉をラケットに刻んでプレーしていたというエピソードがあるように、アスリートのメンタルについて関心が高まっています。 他方で、インターネットで検索すると、メンタルトレーナーやメンタルコーチと名乗る方が出てきて、資格に関する情報も錯綜しています。 今回は、名称だけでは何をやっているのかわかりにくい、コーチ・トレーナー・コンサルタント・メンターについて、それぞれの役割を整理していきます。わかりやすさ優先で書いたため、若干不正確な部

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          アスリートのキャリア支援

          アスリートのキャリアに関する記事や情報を整理していきます。 随時更新。 ※ここに掲載している団体や資格は、私が個人的に調べたものです。当該団体や資格の信用性を保障するものではありませんので、ご注意ください。 はじめにアスリートライフスタイル(JSC) 就活・転職サイトアスナビ(JOC) マイナビ 株式会社スポーツフィールド キャリア支援に関する資格・団体キャリアコンサルタント(厚労省・国家資格) アスリートキャリアコーディネーター(スポーツ庁の委託事業) 23/

          アスリートのキャリア支援

          (リンク集)スポーツの相談窓口1・NF中心

          スポーツの相談窓口のリンク集です。 ここでは、主に暴力・暴言・ハラスメントの相談窓口を集めています。 随時更新。 (準備中のページ) ・都道府県別の競技団体の相談窓口 ・盗撮・迷惑撮影・肖像権(プライバシー)侵害に関する相談窓口 ・セカンドキャリア支援に関する情報 リンク集スポーツ庁 スポーツにおける暴力・ハラスメント等相談窓口一覧(PDFファイル) PLAY BOOK(スポハグカフェ) トップアスリート・日本代表関係者向けJSC(日本スポーツ振興センター) 対象

          (リンク集)スポーツの相談窓口1・NF中心

          (競技)カヌー

          カヌーに関する記事をまとめていきます。随時更新。 競技団体IF(国際カヌー連盟・スイス) NF(日本カヌー連盟・Japan Sport Olympic Square内) 競技について種目 スプリント(オリンピック種目) スラローム(オリンピック種目) SUP(レジャー・アクティビティ) ワイルドウォーター カヌーポロ ドラゴンカヌー フリースタイル その他(シーカヤックなど) 競技紹介(JOCのページ) 競技会場カヌー・スラロームセンター(江戸川区)

          (競技)アイスホッケー

          アイスホッケーに関する記事をまとめていきます。随時更新。 競技団体IF(国際アイスホッケー連盟) NF(日本アイスホッケー連盟) リーグNHL(アメリカ・カナダ) アジアリーグアイスホッケー(日本・韓国・ロシア) Jアイス・リーグ(日本の地域リーグ) 女子日本アイスホッケーリーグ(SMILE JAPAN LEAGUE) 競技紹介・ルール解説日本のチーム(アジアリーグ)H.C.栃木日光アイスバックス ひがし北海道クレインズ レッドイーグルス北海道 東北フリー

          (競技)アイスホッケー

          アンチ・ドーピング

          アンチ・ドーピングに関する情報のまとめです。 末尾には、記事を更新していきます。 定義(出典:JADA)ドーピングとは スポーツにおいて禁止されている物質や方法によって競技能力を高め、意図的に自分だけが優位に立ち、勝利を得ようとする行為のこと アンチ・ドーピングとは ドーピング行為に反対(antiアンチ)し、スポーツがスポーツとして成り立つための、教育・啓発や検査といった様々な活動のこと ドーピングが禁止される理由 選手の健康を害する(薬物による副作用、過去には死

          (競技)女子野球

          女子野球に関する記事をまとめていきます。随時更新。 原則として硬式野球に関する情報を載せています。 競技団体について野球界の団体関係図 全日本女子野球連盟(WBFJ・リンク) カテゴリーW杯(主催:世界野球ソフトボール連盟・WBSC) ナショナルチームによる国際大会 2004年から2年に1回のペースで開催(主催:国際野球連盟・IBAF) 2016年大会から国際野球連盟(IBAF)と国際ソフトボール連盟(ISF)が世界野球ソフトボール連盟(WBSC)を設立。 第9回大会