見出し画像

セーターと半袖が混在する町 気候について【ポルトガル旅行 振り返り編6】

午前10時過ぎ、リスボンの空港に無事着陸。
モニターに映し出された気温は19度。
真っ青な空に出迎えられることを期待していたけれど、
到着時の空はたった今雨が止んだような灰色の雲が占領していた。
空港のアスファルトにはまだ、ところどころ濡れた跡があった。
もちろん雨に出迎えられるよりは断然いい。

到着時こそ、暑くもなく寒くもなくちょうどいい気候だったが、
雲の合間から太陽が見えてくると気温はどんどん上がり、
肌がじりじりとしてくる。

9月下旬のポルトガルは思った以上に夏だった。
滞在中は天候に恵まれ、気温は連日25度以上。
夏の日差しと秋の風が入り混じり、
髪の毛1本1本の水分まで奪い取ってしまうような
乾燥した空気が、いかにも大陸の気候だった。

少し欠けたアズレージョは、歴史と人の営みが感じられ味わい深い

今回9月出発を選んだのは、
ヨーロッパのバケーション時期を避け、なおかつ
本格的な冬が始まる前に行きたかったというのが理由だった。
しかし寒さ対策という意味で言うと、
ポルトガルは10月に入ってからでも、十分快適に過ごせるような気がした。(住んでいないので、おおざっぱな見方しかできないけれど)。

寒がりで日焼けが嫌いな私はずっと長袖を着て過ごしたが、
太陽が出ている間は半袖でも十分な気候だった。
それでもやはり朝晩は肌寒かった。
たまたま手帳にメモしていたのだが、
コインブラの駅で一番列車を待っている時の気温は12度、
同じ時期の日本よりも寒暖差があった。

街ゆく人を見ていても、
セーターを着ている人を目にしたし、
薄手のダウン姿の人もいた。
9月下旬のポルトガルは、地元の人でも
温度調節に苦労しているのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?