4年ごとのサッカー欧州選手権、EUROの時期が来ると思い出す。


EURO2012が開催されている最中の6月、小田急線沿線の駅前のパブでギネスを立ち飲みしていたら、でかいスーツケース持った髭の紳士が目の前に来たので、そのスーツケースに貼ったステッカーを見て
イギリスから来たの？と声をかけてみたら

「ウム、そうだ」と。

おいら、マンチェスター・ユナイテッドのビッグファンなのよね！とカタコトの英語でにこやかに伝えると、とたんに赤鬼のような形相になる。

「Booooooooooo!!!!」

あれ？なに？マンチェスターユナイテッド嫌い？

「わが輩はロンドンのクラブのファンだ！」

あ、そうなんだ。アーセナルも好きだよ。ベンゲルは日本で長いこと監督やってたしね！

「フン！」

（あ、ちがうのか・・・）そかそか、チェルシーね、いいよね。フランキー・ランパード！彼は最高！

「ムムムムム・・・」（イライラ）

（え？違うの？）はいはい、スパーズね。トッテナムはいいクラブだね、うん。この町のクラブはさ、あのオジー・アルディレスが監督やってるしね！

「ノー！ノー!ちがーう！わが輩はウエスト・ハムのファンだ！」

（えー！そっちかよ！！てか今シーズンは2部に落ちてたしな・・・・・そんなんわかるかよ）

全然ケンカではないのだけれど、なんかやたら興奮している赤ら顔のガイジンのお客さんと話しているという事で、店員さんが遠目から心配そうにこちらをうかがっている。
思えばコレがいわゆるコックニー訛り、というやつだったのかもしれん。

まあ、あれだ、でもさ、今年のEuroはイングランドが勝つよ、
"She is the one girl for me " 

「"England!"」

Hahahahahahaha!

最後は意気投合して、ハグして気持ちよくお店を送り出しました。ハブアナイストリップ！


しかしまさかこの時は録画していたスウェーデン対イングランド戦があんなことになっているとは・・・・・・・。