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花くじら

大阪、福島にある同名の人気店とは実は全く関係ないらしい。

ビルの2階の、頭がつかえそうな低い入り口を潜ると、掘り炬燵風のカウンター、和紙風のメニューとなかなかオシャレ。

ちなみに花くじらとは、いわゆる鯨の尾の部分で、おばけと呼ばれる部位。ではそこをおでんで出すのかと思いきや、そういうわけでもないらしい。


靴を脱いで上がるお店なので、三和土にてマーチンの10ホールを脱ぐ。ちょっとめんどくさい。


この店は何を売っちょるの、おでんじゃないの。
いうなりゃあれらはおでんの汁で飯を食うとるんで。のう、おやじさん。

そんな事を脳内で呟きつつ、まずは瓶ビール。
脳内で喋っているつもりが、ついつい声に出てしまっていることがあって、は?と店員さんに振り向かれたりして。

まあ、おやじさんではなくて、スタッフは女性店主と女性スタッフの二人だけなのだが。


お上品なおでん屋では、いっぺんに何品頼もうと、お皿に一品ずつ出てくるのだ。

お燗にできるお酒は何がありますか?と聞くと、土佐鶴が、と。この店もか。

前にも同じやりとりを違う店で経験したなあ。
まさにデジャブ。
徳島の地酒の扱いの悪さには、ちょっと目を覆わんばかりだ。


小芋
えびぎょうざ
牛すじ

いずれも美味しい。

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