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飛ぶ鳥、後を濁さず。

ウチのばあちゃんや母がよく私に言い聞かせてきた言葉。

「 " 飛ぶ鳥、後を濁さず" やぞ。」

今月に入って、この言葉がほぼ毎日頭の中を駆け巡っている。

SA (南オーストラリア)に引っ越すことになったのだ。
理由はPR (永住権) 取得への道をできるだけ早く、確実にするためである。
PR無しでの子連れの生活は生活の様々な点でリスクやコストが大きい。

夫は今月中に。私と娘は11月中旬〜12月の間、およそ3〜4ヶ月後には引っ越す。

少しづつ、人付き合いの輪も広がって、ちょうど良い仕事も見つかり、WA(西オーストラリア州)での生活が居心地の良いものになってきた矢先だった。が、永住権が取れるまではこんなことは覚悟しなければいけない。


ところで、この言葉の意味は
今いる場所から新しい場所に移る前に糞を落としていったら、人から嫌がられる事(=もう戻ってくるな状態)になるぞ」という警告の言葉である。



" 鳥の糞 " を具体的に言うならば...

バタバタと家を綺麗にせずに出て行く
プロパティーマネージャー(大家さん)とのコミュニケーション不足
職場の人にゆとりを持って相談しないで自分の仕事の引き継ぎで迷惑をかける
図書館の本やお金とか人から借りていたものをきちんと返さない

などなど。


なぜ、改めて自分の中で釘さしておきたいかと言うと...単に、気持ちよく次の場所へ行きたいと言う理由だけでは無い。

オーストラリアや欧米社会では次の仕事や住居に入る時に信頼ある人の紹介でもなければ、基本的にReference (推薦状)が非常に重要になってくる。

これはresume (履歴書)とは別に添付するもので、過去に住んでいた住居のオーナー(もしくは管理者)、職場のオーナーやマネージャーが「この人はこうこう、こんな点で信用できる人間ですよ」と言う文書にしてくれるのである。(なので、職場のオーナーに仕事場を出る時や新たな職場に応募する際は手書きもしくはテキストでreference を書いてもらえませんか?と依頼する必要がある)

さらに、テキストでタイプできるのなら自分で自作すれば良いじゃんと言うあざとい人もいるため、欧米社会ではそのreference通りの人なのか、過去の職場に本当に電話をかけて調査されることも稀では無い。


と言うわけで、残りの3ヶ月できるだけこの場を濁していかないようにゆとりを持って移動できるように....過ごさなければ〜〜〜!!!!
と考えている。

サポート頂けましたら、飛び上がって回転して後ろ回し蹴りする勢いで喜びます!!あなたに「元気玉」を南半球から、念じてお送りします。