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若手メンバーの学びを伝えるマガジン vol.14【POP UPの企画で学んだ、基礎に立ち返る大切さ】

こんにちは、石川樹脂工業です。
こちらのマガジンでは、若手メンバーの「気づき・学び」をお伝えしていきます。

昨年秋に社内組織の変更が行われ、新たにARASチームに関わることになった今回のメンバー。新しい仕事に直面して、学んだことを綴ってもらいました。


POP UPの企画で学んだ、基礎に立ち返る大切さ

今年の10月にARASでチーム編成の変更があり、私は小売担当になりました。
営業担当から、この店舗での展示をより良くしてほしいと指示をもらって、お店の商品棚にどうARASを置いたら売れるかを考え、店舗の改善をしていく仕事に携わっています。
主に、店頭でブランドの良さを知ってもらうためのPOPを新しく作ることが多く、誰に何を知ってもらうか、どんな文言や写真を使うかを企画してデザイナーに発注します。
その他、商品をより良く見せるためのディスプレイ用の店舗什器を作ることもあります。

小売担当での初仕事がノリタケスクエアでのPOP UPでした。
ノリタケスクエアは名古屋駅から歩いて15分の場所にある非常に活気のあるショッピングエリアです。

ARASをかねてから扱っていただいており、お客様からの注目度が高いとのことで、イベントスペースを借りてのPOP UPイベント実施に繋がりました。
ARASではこれまでやったことがないくらいの広い場所(8m×6mのイベントスペース)で行うことになりました。
普段のPOPUPイベントはデザイン会社のseccaさんに頼んでディスプレイの企画、設営を行うことが多かったのですが、seccaさんも忙しい時期であまり頼れず、チャレンジングな初仕事でした。

POP UPの企画にあたり、まずは現地で会場の視察を行いました。
ノリタケの担当者の方とお話ししながら、会場の人の入りや客層、周りにどんな商品が置かれているかを確認しました。その際に、最近隣にできたイオンモールから流れてくる若いお客さんも増えていることを教えていただきました。
また、POP UPでどういう什器を使えるか、タペストリー(天井から掛ける大きな垂れ幕)をどこに掛けられそうかを確認しました。
もし過去に戻れるならやっておきたかったことは、タペストリーを掛ける場所にある程度目星をつけてきっちり計測しておくこと、またひっ掛ける場所の形状を確認することです。seccaさんは普段から視察の時にそういうところをみているとのことでした。
この2点はタペストリーを作る際に後から担当の方に確認をお願いすることになり、大変でした。

視察を終えたら、企画を行いました。どこに何をおいていくか、ARASチームでもブラッシュアップを行いました。その過程で、やるべきことの取捨選択の考え方を学ぶことができました。
お客様にお見せできるPOP UPにするために、必要最低限外せない段取りを考えて実施していきました。アイデア段階だとたくさんの案が出て、どれも実現したいと思いました。
しかし、残りの期間でできるものとできないものがあり、最低限大事なことを選び取り、枝葉の部分はできる範囲で行っていくことが大事だと気がつきました。やりたいと思ったことが全部できた訳ではありませんが、最終的に問題ない形にできたので良かったです。
企画をもとに設営を終え、完成したPOP UP会場とお客様の反応を見ると、達成感がありました。今回の大々的な企画はノリタケの担当者の方に、そして多くのお客様に喜んでいただけて成功に終わりました。

ふりかえり

今回の企画を振り返るうえで、これがあったから上手くいったという部分はWHOを起点に企画を考えるところです。
WHOとは、マーケティングの施策を考えるうえでの「誰に向けて」という部分で、5W1Hに基づいた施策の根幹になる部分です。
今回は、企画の際に想定していたWHOとノリタケPOP UPでの実際に来てくださる客層のWHOが合致していたから成功したのだろうと考えています。客層にどういう見せ方や言葉を伝えると刺さるかは客層の分析が大元になるので、そこがちゃんとしていないといけないと思いました。
企画をしていくといろいろ企画の裾野が広がっていきますが、どの施策もWHOに帰結するように考えていくため、WHOに立ち返る機会が多かったです。

それはPOP UPの企画だけでなく、私が他にも担当している広告動画の企画や、今後のPOPの企画でもどういうグラフィックやフレーズを使うかに活かしていけると思います。大変、大きく成長できる仕事を任せていただいて、良かったと感じています。


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