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不動産力Lv.012:境界が未確定な土地って存在するの?

不動産コンサルタントと一緒に、不動産力Upを目指しませんか?わたしが学んだことを共有します。ぜひコメントもお寄せください。

今回は「境界が曖昧な土地」ついて考察します。

地方では、実は珍しくない「境界不明」

土地には境界が存在しますが、境界を証明する書類は大別して2種類あります。1つは公図、もう1つは確定境界図です。前者は明治期に作成された図面です。後者は土地家屋調査士による調査がされて作成された図面です。

もちろん、土地家屋調査士が調査をした図面のほうが正確です。都市部ではほとんどのケースで確定境界図が存在する不動産が、市場に出回っていると思います。

一方で、地方部では境界確定がされていない物件もちらほらあります。とくに人口が少ないエリアや、昔から集落があり密集しているエリアではよくあるイメージです。境界は公図に基づいて判断するしかありません。

境界確定されない理由

なぜ地方では境界確定されないのか?ここには2つの理由が考えられます。

  1. 費用対効果

  2. 近隣との関係性

1について、そもそも土地値が低いエリアでは費用対効果を考えるとわざわざ確定するほどではないと判断されます。土地家屋調査士に依頼すると何十万円はかかりますし、時間も要します。

2について、お隣さんとの関係性があります。都市部とは異なり、先代からお付き合いがある家族が続いていることがあり、あまりトラブルにならないことが考えられます。また、公図はけっこうアバウトですので、実はお隣さんが越境していることもあります。きっちり調査をすることで、お隣さんにとってはバツが悪いこともあるのです。

一般的には境界確定はしてある方がいいです。しかし、地方部では意外にも確定されていないこともあるということを覚えておくと、そのような物件を見つけた時にびっくりせず済みます。

さいごに

まったく関係性のない人に売買する社会においては、境界確定はされていた方が無難だとは思います。ちなみに、わたしが先日購入した物件も境界確定がされておりませんでした💦


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