失点直後に輪を作って意思統一をした選手たちと、明確なメッセージを伝え続けた指揮官の采配力。そして試合前日に中村憲剛が語った、鬼木監督から託されているもの。(ルヴァンカップ準決勝2ndレグ・ベガルタ仙台戦:3-1)

等々力競技場でのルヴァンカップ準決勝第2戦・ベガルタ仙台戦は3-1で勝利。

 第1戦との合計スコアが5-4となり、ルヴァンカップ決勝進出となりました。

 決勝進出のための絶対条件は勝利。
勝つためにはゴールが必要です。では、どうやってゴールを奪うかというところでは、やはり攻撃陣に期待が集まります。そこで久しぶりに起用された三好康児が2ゴールを決めました。

 この大会では、今年から21歳以下の選手を先発起用しなければいけないとするレギュレーションになっています(決勝戦を除く)。準々決勝のFC東京戦と準決勝の第1戦までは板倉滉を起用していましたが、この第2戦では三好康児が先発。そしてその起用に見事に応えました。

 思えば2006年限りで現役引退した鬼木達がフロンターレのスクールで指導者を始めたとき、アカデミー一期生で入ってきたのが三好康児と板倉滉だったんですよね。

 2007年のナビスコカップ決勝戦は、鬼木監督が彼らを引率して、国立競技場で一緒に観戦しています。その10年後、あのときの少年がプロとなって、ルヴァンカップの21歳枠というレギュレーションの巡り合わせもあり、出場機会を掴んで活躍したわけです。

「決勝進出を等々力のサポーターの前で決めたい」

 試合前日にそう語っていた三好が準決勝でゴールを決め、途中交代で入った板倉がゴールを死守する。そして恩師を決勝戦の舞台に連れていく存在になるのだから、サッカーって面白いものです。

 さて試合の方はというと、10人での戦いを余儀なくされて、まさに「死闘」でした。あのピッチで、試合中の選手たちは、一体何を感じながらプレーしていたのか。今回のレビューでは、そこにフォーカスしながら書いております。

ラインナップはこちらです。

1.まさに5バック攻略のお手本!?フリーの定義と信頼感で崩した三好康児の先制弾を読み解く。

2.「決勝進出を等々力のサポーターの前で決めたい」と宣言していた三好康児。三好に期待していた先輩たちの証言と予言を集めてみた。

3.「良いポジショニングで、ドリブルも持っているし、あいつにだいぶ苦戦させられました」(谷口彰悟)。川崎守備陣に脅威を与え、奈良竜樹の退場を誘った、中野嘉大の仕掛け。

4.「このままズルズルいくよりは一回集まろう、と。みんなで意思の確認ができたと思う」(小林悠)、「攻撃の心を忘れないことと、落ち着いてやろうと話していました」(谷口彰悟)。失点直後に輪を作って意思統一をした選手たち。そして明確なメッセージを伝え続けた指揮官の采配力。

5.「それを全て止めないといけないのが自分の仕事なので」。鬼神のようにゴール前に立ちふさがったチョン・ソンリョン。そして「苦しかったというよりは、楽しめながらやれたかな」と、劣勢の展開を楽しんでいたと明かす登里享平。数的不利の後半の時間帯に、最終ラインの選手たちが見せていた、それぞれの表情とは?

6.「最後は前線の選手が数多く入ってきて、渋滞していたのかな」(谷口彰悟)。効果的なカウンターを繰り出せた要因は、前線だけの力ではない。試合終盤に仙台が放棄したものと、川崎の最終ラインが最後まで放棄しなかったものとは?

7.「それはあります。リョウタがいないので、そこの比率は上がっていると思う」。試合前日に中村憲剛が語った、鬼木監督から託されているもの。そして彼がピッチで表現し続けたもの。

 以上、7つのポイントで全部でなんと11000文字です。1100文字じゃないよ・笑。読まなきゃ損だと思うので、ぜひどうぞ。

なお、プレビューはこちらです。→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ルヴァンカップ準決勝2ndレグ・ベガルタ仙台戦)

では、スタート!

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失点直後に輪を作って意思統一をした選手たちと、明確なメッセージを伝え続けた指揮官の采配力。そして試合前日に中村憲剛が語った、鬼木監督から託されているもの。(ルヴァンカップ準決勝2ndレグ・ベガルタ仙台戦:3-1)

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2017年川崎フロンターレ総集編(カップ戦)

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