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初心者のための風間フロンターレ観戦講座(補講)〜風間監督が使う言いまわしは、決して難解ではない。「風間語」を理解するためのワンポイントレッスン。

 「初心者のための風間フロンターレ観戦講座」の補講です。

 全5回の講座を通じて、ピッチで起きている現象とその意図について、できる限り噛み砕いて説明してきました。

第1回はこちらです。→初心者のための風間フロンターレ観戦講座vol.1~最初に理解しておきたい5つのポイント。


第2回はこちらです。→初心者のための風間フロンターレ観戦講座vol.2~なぜダブルボランチは、中村憲剛と大島僚太なのか。たくさんボールを受けている選手には、注目すべき理由がある。

第3回はこちらです。→初心者のための風間フロンターレ観戦講座vol.3~得点王はチームの攻撃の証明。大久保嘉人がゴール前でフリーになっている秘密、教えます。


第4回目はこちらです。→初心者のための風間フロンターレ観戦講座vol.4〜谷口彰悟の起用法から読み取る、先鋭化し続けるディフェンスラインに求められているものとは?攻撃的すぎる3バックの背景に迫ります。

第5回はこちらです。→初心者のための風間フロンターレ観戦講座vol.5〜最後に理解したい「チーム作りのなぜ」。そして本当はわかりやすい風間采配。

「わかりやすかったです」というメッセージをたくさんいただき、とてもうれしく思います。ありがとうございました。

それと同時に「風間監督が記者会見やインタビューで話している内容が難しいんですが・・・」、「よく理解できないので、解説してもらえませんか?」という疑問やリクエストも寄せられました。

 確かに、風間監督の記者会見やインタビューで発信しているコメントというのは、独特な言い回しだと思います。「風間語」と評されることもあるぐらいですから、初心者が理解するのは簡単ではない部分があります。

ただ風間監督は、別に複雑なことを説明しようとしたり、外国の専門用語を用いているわけではありません。これまでの観戦講座のポイントと同じで、独特な言いまわしや、その言葉のチョイスの背景にあるものを掴めば、それほど難解ではなくなります。

 最初は一つ一つの風間用語を解説しようと思ったんですけど、それを始めるとキリがないので、典型例をいくつか紹介しながら、初心者がおさえておくべきエッセンスをワンポイントだけ説明したいと思います。

あくまで補講だと思ってください。ボリュームは通常講座と比べると、少なめ。約2500文字になっています。

では、補講スタートです。

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