第2号:「中村憲剛選手の優れた言語化能力の話」

いしかわごうです、でんでーん!


 特に誰も気にしてないみたいんで自分から切り出すんですけど、冒頭の挨拶の「でんでーん!」というセリフがあるじゃないですか。

これは何かというと、僕の愛するキャラクターであるおでんくんが何かを始めるときによく言うセリフなんですよ。

「よーし、行くぞぉー!でんでーん!」のように使われます。わりと気に入ってるので、このメルマガの定型挨拶していきますんで。
 
第2号は、「中村憲剛選手のここがすごい!」というところを語ります。
 
最初はピッチ上のプレーを書こうと思ったんですけど、このメルマガでは普段とは違う角度から触れたいと思います。

彼を日頃取材していて感じているのは、サッカーにおける「言語感覚」が非常に優れていることですね。記者やライターで言うところの「言葉を持っている選手」なんです。

「言葉を持っている」とはどういうことか。
僕なりの定義で言えば、「自分なりの言葉でコメントが出来る」ということになります。


例えば、試合後のミックスゾーン。ミックスゾーンというのは、選手が取材対応をするエリアで、記者はそこを通る選手を取材します。

勝敗のつく世界ですから、選手によってはまだ感情が高ぶったままだったり、気持ちの整理がついていなかったりすることも珍しくありません。

「あのシーンはどうだったんですか?」と聞いても、「いやー、興奮しててあんまり覚えてないです」とか「無我夢中でした」とか言われることもあります(笑)。後でコメントを文字で起こしてみると、まとめるのに苦労します。

自分も頭の中がとっ散らかるタイプなのでわかりますが、興奮冷めやらぬ試合直後に、試合を冷静に振り返って話すという作業は決して簡単ではないんです。


でも、そんな中にもいるんですね。

まるでチームのパフォーマンスや自分のプレーをスタンドから観ていたような感覚で理路整然と分析して、試合を立体的に解説してしまうタイプが。


取材するチームに、こういう「話せる選手」が1人でもいると、試合後の取材が充実するのは言うまでもありません。


中村憲剛選手は、その試合分析が抜群に優れているんですね。

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