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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第19節・ジュビロ磐田戦)

 7月29日は等々力競技場でジュビロ磐田戦です。

 現在、磐田はリーグ戦5連勝中と勢いに乗っていますね。

 名波ジュビロとの試合は、過去3試合で2勝1分です。

 実は3試合とも前半はスコアレスで、後半になってから得点が決まるという試合展開になっています。

 おそらくこの試合も、前半はお互いにジャブを打ち合いながら、後半勝負という我慢比べになることが予想されます。しかも磐田の失点はリーグ最少。現在3試合連続無失点中ですから、この我慢比べにも自信を持っていることでしょう。この暑さですから、かなりタフな「真夏の我慢比べ」になるかもしれません。

 「真夏の我慢比べ」といえば、僕らが小さい頃は、暑い夏の日にドテラを着て、マフラーと毛糸の帽子と手袋をして鍋焼きうどんを食べるという「我慢大会」の様子が、テレビニュースやアニメでも見かけたものです。

 夏の風物詩的な競技だったと思うのですけど、最近は、めっきり見かけなくなったのは、おそらく本当に倒れてしまう人もいたんでしょうね。どう見ても健康には良くなさそうですし。

・・・そんなことも踏まえつつ、この試合の具体的な見所を、ディープに語っていきたいと思います。

今回のラインナップはこちらです。

1.「現状の最適解」と今後を見据えたオプションとは?キャンプを経て迎える再開の一戦。気になる予想スタメンは?

2. 「流動性というのは良い響きだけど、バランスを崩していることでもある。自分たちのハードワークを担保にしないと、流動性は生まれない」(中村憲剛)。自分たちのアイデンティティーは何なのか。そしてそれを支えているものは何かなのか。それを見せるべき一戦。

3.「意表を突くプレーを意識したいですね」(小林悠)、「崩し方は工夫が必要ですね」(阿部浩之)。3試合連続無失点中の磐田守備陣攻略は、「意表と工夫」。となると、やはりカギを握るのはあの男か・・・?

4.中村憲剛、大島僚太、エドゥアルド・ネットの中盤の三角関係にもよく似ている!?警戒したい、中村俊輔と川辺駿とムサエフによる中盤のメカニズムとは?

5.引いてダメなら、押してみろ。谷口彰悟が語る、中村俊輔を沈黙させるための効果的な対策とは?

 以上、5つのポイントで全部で約5500文字です。好調チーム同士ということもあり、注目されるであろう一戦の見所をお楽しみください。

では、スタート!

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