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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第16節・北海道コンサドーレ札幌戦)

7月18日は、札幌厚別公園競技場で北海道コンサドーレ札幌戦です。去年は札幌ドームでしたが、今年は厚別ですね。

 天皇杯はありましたが、ワールドカップ期間中の中断を経てリーグ戦がいよいよ再開です。相手は札幌。元フロンターレの選手が多いことですし、楽しみでもあります。なお川崎フロンターレから期限付き移籍中である三好康児は、契約によりこの試合は出場できません。

 そしてコンサドーレといえば、奈良竜樹にとってはプロのキャリアをスタートさせたクラブでもあります。

「札幌にとっては自信を持って臨んでくるスタジアム。勢いを乗らせないように、自分たちのパワーを前向きに出せるようにやってきたい」

 彼もまた気合いは十分です。

試合のポイントを、いつものようにディープに語っていきたいと思います。

1.「やるべきことをやって、戦う気持ちを持ってやれば、良いパフォーマンスは出してくれるんじゃないかと信じています」(鬼木達監督)。気になる予想スタメン。リーグ戦再開初戦で、指揮官がピッチに送り出すメンバーは?

2.「コンディションは問題ないし、試合の感覚もある程度は戻っていると思っている」(大島僚太)。エドゥアルド・ネット移籍後、軸となるダブルボランチの組み合わせは?指揮官が期待している強みは推進力。

3.「そこの攻防で、こっちが上回ればこっちのゲームになると思っている」(阿部浩之)、「自分がボールを握ってサッカーすることを徹底する。彼らのストロングポイントを出させないために、自分たちが強気でいかないとダメ」(中村憲剛)。中盤のキーマン二人が語る、勝利のポイントとは?

4.「違いをもたらすことができればいいし、ひとつのオプションとして、自分の中で作っていければいいですね」(谷口彰悟)。水戸戦でも披露した谷口彰悟のボランチ起用。アンカー・ショウゴは、チームに「変化」をもたらすことができるか。

5.「ジェイや都倉選手がフォーカスされるけど、キーマンはチャナティップだと思う」(奈良竜樹)。本当に警戒しなくてはいけないのは、空中戦より地上戦。古巣戦に臨む奈良竜樹が語った完封のために必要なこと。

以上、5つのポイントで約6500文字です。チームとして新しいスタートを切るゲームでもあります。鬼木監督が送り出すメンバーが、それをどう表現するのか。そしてコンサドーレ札幌というチームに対して、気をつけるべきポイントはどこか、それを中心に語っております。

なお、先週の天皇杯レビューはこちらです。➡️「その中で最善を尽くさないといけないという強い気持ちを持って臨みました」(チョン・ソンリョン)。それでも勝ち上がるということ。/ 天皇杯3回戦・水戸ホーリーホック戦:1-1(PK:4-2)

では、スタート。

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