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書くことについて (角川新書)|野口 悠紀雄

電車の中で手軽に読めるようにと、書店で野口悠紀雄氏の『書くことについて』を手に取り、買ってみました。

書くことについて 野口 悠紀雄:一般書 | KADOKAWA

本書を読んで良かったと思った点は、大きく次の2点です。
◆「テーマ」や「アイデア」を常日頃から考えつつ、それを文字に起こしてみることの重要性を再認識できたこと
◆数多くの書籍を出版する第一人者がどのようにデータベースを管理しアウトプットに活かしているか、その仕組みが事細かに書いてあり、方法がとても参考になったこと

また、この本を通してすごいと思ったのは、著者は1940年生まれなので今日時点で少なくとも80歳ということになりますが、様々な試行錯誤の末にGoogleドキュメントなど、デジタルツールをこなしているという点です。

Googleに限らずIT関係のサービスやソフトウェアは複雑で、自分でも慣れるのに大変な思いをすることがありますが、理解し使いこなす意欲があれば年齢に関係ないのだと、感慨深く思いました。

一方、Googleドキュメントの使い方など、非常に詳細に説明がありますが、これはやはり1度使ってみないとわからないと思いました。文庫本ですので、文字での説明が中心ですが、実際にGoogleドキュメントのスナップショットなどがあるとわかりやすいと思いました。

また、本書で出てくる「アイデア農場」という概念は興味深いのですが、やや複雑にも思えます。ツールとして使えるようにするには、自分なりにある程度時間をかけて試行錯誤が必要だなと思いました。

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