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タイとラオスを繋ぐバスが再開したニュースを見て思い出したこと

タイとラオスを繋ぐバス運行が再開したネットニュースを拝見しました。
この2国も新型コロナウィルス感染症が収束傾向になってきたようです。
 
いくつかある路線の中にノーンカーイ(ノンカイなどと表記することも)~ビエンチャンを見つけ、懐かしくなりました。
タイの東北部の街「ノーンカーイ」に一週間ほど滞在していたことがあります。
滞在中、タイの国内で反政府デモが激しくなり、
バンコクの空港も占拠され、日本から友人が合流する予定でしたが来られなくなりました。
 
かなり深刻な事態でしたが、僕が滞在していたノーンカーイは、のんびりした空気が漂っていたように思います。
ノーンカーイはバンコクから約600キロ離れているので、日本で言えば、岡山に滞在しながら、東京の反政府デモを見ている感じだったからかもしれません。
 
実際、何度か通ったタイマッサージ店では、
「バンコクでは大変なことになっているわねぇ~」
といった感じでテレビを眺めながら、のんびりと、おばちゃんたちが僕の施術をしてくれていました。
のんびりした感じのタイ語の語尾から、そう感じたのかもしれないけれど。
 
「さて、どうやってタイを出るかなぁ~」
などと僕も、おばちゃんたちの空気を受け継いで、時折、カフェや食堂でビールを飲みつつ、メコン川沿いをぶらぶらする日々。
 
ビールに飽きてしまった頃、バスターミナルで、ラオスの首都ビエンチャンの文字に目が留まります。
ホテルに戻り、インターネットで調べます。
すると片道30分程度の短い時間に唖然としました。
そりゃそうですよね。
メコン川を渡ればラオスなのですから。
距離にして20キロ強。
 
タイから「脱出」と意気込んでいたのですが、日帰り遠足できるんじゃないかと独り言をつぶやきます。
ラオスはフランスの植民地だった時代があるので、パンもワインの文化もあるのです。
これで、いざとなれば、陸路を使ってラオス経由でタイを出ることも確認しながら、翌日、僕は脱出ではなく、日帰り遠足でラオスまでワインを飲みに行き、
ついでに美容室で髪の毛も切ったとさ。

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