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説得力があるんだかないんだか

母からとある本を渡されました。

それは「中年太りを解消する方法」というようなタイトルで、母の友人の息子さんが書かれたとのこと。

なんでも、自身も名を連ね学術書にも掲載された論文をもとにしているとか。

確かに私も十年前とくらべれば10㎏以上増量しており、お腹のお肉が気になっているお年頃。

科学的根拠のある本ならばきっと参考になるはず。
ありがたく読ませていただきましょう。

「そうそう、その息子さん(著者)、ポッチャリしてるんだって(笑)」
とは母の言。

……は?

いきなり読む気が削がれたんだが。

ま、まあ研究者が必ずしも自身を被験者にしているわけではないでしょうし、とりあえず読んでみるか。

ターゲットが中年以上なので字が大きく、とても読みやすいのも好印象。

内容は、「一日の消費量を摂取量が少しでも上回れば、それが蓄積されていき十年後にはその分だけお肉がついている」ということで、目新しさはありませんでしたがデータをもとにしたわかりやすい良本でした。

著者ご自身の話も少々あって、学生時代運動部だったけど社会人になって運動をしなくなったら太ってしまったとのこと。
その後やせたという話は書かれてなかったので嘘はついてない。

ちっ、「私はこの本でやせました!」とか書かれていたらクレームを入れる気満々だったのに……。半分冗談です。

説得力があるんだかないんだかよくわからない本でした。





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