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2023/12/08 18:00~ アメリカ文学メモ

2023/12/08 18:00~
 アメリカ文学メモ

 the breaking point 破局 1950年
 ヘミングウェイ 映画 見た
 「持てるものと持たざる者」の映画化
  To have and have not(1937)

 (1)内容
   船乗りが、生活費のために、裏の仕事に手を出す。
   現金輸送、メキシコへの中国人の移送など
   結局、裏切りなどもあり、船の上で銃撃戦となる。
   左手を切断しなければならない状況となり、
   切断を妻が決断し、それで物語終了。
   燃料費も稼げないことから、妻が内職する。
   旦那は内職を快く思ていない。
   子供は3名の女児
    不正に働いて成功する金持ちと、正義感を持ちながら密輸を
    行として破滅する不屈な人間の相克(そうこく)を描いた。

  本論で使用されている用語「コンク」は、Encyclopedia of Southern Cultureにおける以下のような説明を指しています。
「アメリカ合衆国の他の多くのグループとは異なり、コンクは民族性や非英語の使用ではなく、入植の歴史、地域的および社会的な
 孤立によって特徴づけられています。... 最初は彼らの経済活動は海に関連しており、浚渫、スポンジ収穫、漁業
 (コンクは食料の主要な源であり、人々の名前の由来でもあります)が主要な商業活動でした。」(786)

   要約すると、この文は「コンク」をアメリカ南部文化百科事典で定義されているように、民族や非英語の使用ではなく、
    むしろ入植の歴史、地域的および社会的な孤立によって特徴づけられるグループであると説明しています。
    また、彼らの経済活動は初期には海に焦点を当て、浚渫、スポンジ収穫、漁業が主要な商業活動で
    あったことが述べられています。
   例えば、彼が中国人密航を依頼してきた Sing を殺害し、1,200 ドルを詐取すると
   (この金額は、1935 年の平均的な中流階級家
   庭における年間の生活費 1,348 ドル(Rensberger 35)に迫るものだが)、ハリーは自宅に戻り、居間でタバコを吸い、
   水割りのウィスキーを飲みながら、Gracie Allen のラジオショウを楽しむ精神的余裕があるのだ(64)。

(2) 感想
   原作は読んでいない。映画は、原作とは異なっている。
   ・船乗りの不安定さ、生活力がない。
   ・妻からは愛されているが、夫の仕事を尊重している。
   ・ブラックな仕事に手を付けなければならない。
   ・黒人の船乗りの補助員は10年以上一緒に仕事をしていたが
    メキシコで置いてきぼりにされた。
   ・さらに、ギャング?(キューバ当局?)に銃殺されてしまう。
       黒人の扱い。
   ・船の上で殺されて、遺体が邪魔だから、海に投げ捨てられる。
   ・港について、黒人の息子が殺された父を探すも、
    だれもサポートしない。不安な状況。
   ※コンクへの共感と拒絶の狭間でハリー・モーガンが物語るヘミングウェイの夫・父親像 
    という論文があったので、これを一読した。
    https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200901057947336924

   
****
  先生からの解説
  21世紀では、ヘミングウェイはあんまり読まない。
  日本で言うと昭和っぽい。
  昔の価値観は嫌われる。
  若い人は見る機会がない。
  読む機会は、なおさら。
  to have and not have は今の時代においては知られていない。
  土地によって、黒人の差別のレベルがある。
  出てくる黒人の種類
  ケンタッキー、保守的な地域では、ステレオタイプのイメージが違う。
  この作品、映画の背景が再現されているかどうか。
  ヘミングウェイは、フロリダを良く知っている。
  昔に、さっと、読んだくらい。読まされたくらい。
  いまよむとすれば、たがために鐘がなる。
  ヘンリージェームスとの違いは。?
  精神的な部分の葛藤など、変化などが強調されている。
  気持ちの流れを書いていく。
  
 感覚として身に付けていることも重要である。
  具体的な作品で説明することが必要である。
    やるべき時に説明してください。
  かんじとれたらば、読めているだろう。
  比較の説明もよかったのではないか。

  (3)その他、ナブコフ図書まだ届いていない。
    進捗はなし。

  (4)職場の同僚で、テネシーウィリアムズの「熱いトタン屋根の猫」と
  「欲望という名の電車」を読んだ方がいた。
    物語の内容について相互に認識し合う楽しさについて新鮮さを感じる。

  

 (先生の解説)
  ※小説の世界から現実作品を見直すこともあるのではないか。
   意味づけの仕方。小説の世界観を現代の解釈に使う。
   小説は価値観、考え方のまとまりとして考えることが出来る。
   良い試みなのではないか。
   そうすることが、小説が生き残るきっかけになるのではないか。
   小説の役割が無くなったのではないか。
   私もたまにやる。
   学生の小説の解釈は、まず、自分の経験に併せて近いかどうか
   抽象的な説明が難しい。いまの学部生の経験の蓄積
   メタ認知的な説明が難しい。
    他人の気持ちになってが難しいのが学部生
   経験の差がある。 
   小説を読むと、言葉が増える。
   いきかた、考え方の種類が増えるだろう。
   それで、社会人としてのスキル。どうなるのか。
   先ほどの、面白い説明。その小説的な読みを獲得している。
   読んで現実をみると。どこかで役に立つのではないか。

 (7)米軍統治下、グアムについて
   ・現地に下宿した小笠原村の高校生たちの扱いについて。
   ・下宿人に、ホストが手を出したのではないか。
   ・メイドとして女性が扱われた。
   ・日本人が軍属の家に働きに行く。英語が喋れると重宝される。
   ・階級、チャモロの人たちは、日本人の方が上、チャモロの方が下。
   ・メイドとして雇わられるときに、日本人、チャモロ、
   ・性的な暴力を受ける。
   ・洋風、スペイン文化を受け。
   ・他のメイドとして働いた経験が、社会的な地位が良くなる。他の仕事していない人よりも。
   ・アメリカ人として行って、どのように扱われたのか。
   ・女性として、エスニックバックグラウンドで社会的に
   ・聞いてみるとすれば、他のチャモロの女性と比べて、なにが違いがありますか。女性としての地位について
   ・グラムはある意味、ハワイと近いが。ハワイとグアムと比べると
    行ってみる面白いと感じるかもしれない。
   ・グアムは田舎感が残っているのではないか。
   ・小笠原で、テネシーウィリアムズ。

  (8)
    マッコウクジラのぺたぺた
    ダイオウイカの吸盤
    深海で巨大以下を食べて、
    巨大イア残りがダイオウイカついている。
    
  (9)北回帰線、南回帰線
   ロリータの方が読みやすいだろう。
   
  (10)大学文学、教員目線の話
   学生目線 安保闘争 1960年代
   ベトナム戦争 大学とぶつかった ヒッピー アメリカ ジョブスさんの時代
   ポー 態度悪くて 追い出される 
   ポーの生きざま 大学で酒飲んで
   軍から追放される
   文学作品の題材として、どういう方に問題を切り取るかによるが

   17世紀・16世紀、権威に対して、つじつま会ってない。合理的な突っ込みを入れて。 
   価値観の衝突
   は牧師との関係。
   無理なことを言うから、ピューリタン 昔から繰り返して、
   対立軸があるあるである。

   後々にそれが、ヒッピーがそういう作品をかく。
   大学を批判して作品を書く。
   すちーぶジョブスは、社会的な立場は、上の立場になって、
    通り越した 教壇に
   ゲーリーすないだー、ヒッピー文学の
   大学は変わっていくが、ちゃかされる。
    
   大学は特殊なところ、社会とのずれがあるところ、いつも学生は
   
   大学小説、筒井康隆。
   ただの教授読んでみる。石村道子 水俣病
   一流の小説 筒井康隆。
   
   村上春樹。ノーベル賞を彼にあげてはいけないだろう。

   忙しすぎて、退職してから。
   
   湾の文学、フィンランドかるしゃー
   湾、アメリカ西海岸、黒海、アジアの、湾文化 
   エリアスタディーズ的に
   文化的にも多様性。
   
   

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