過去問解説製作雑記1(メモ)


24年2月18日(日)

 本日より本雑記の作成を始めました。備忘録というか、メモみたいなものです。

 解説を作成していると、いい加減似たような問題ばかりで飽きてきます。たまにちょっとひねった問題があると楽しいのですけど、やがてそれすら飽きてきます。まだ自分の初試験から1か月経っていないのですけど、確実に本番の時よりも上達しています。

 確か参考書紹介の記事でも書きましたが、私の場合は2週間前まで学科は適当というか、一般気象学で勉強時間を溶かしてしまったので結構ノータッチでした。自信をもって学科試験に臨めるなと感じたのは、確か前々日くらいでした。一般気象学、面白いのですけどあれを気象予報士試験のバイブルに推す人ってどんな人なんでしょう?気象学の専門家だとしたら分からなくもないです(自分が専門とする分野にこういう試験があったら、少なくとも専門書の入門書は勧めませんが)けど、そうでもない一般の受験者(合格者)だとしたら、ちょっとどうなのでしょう。

 多分、実際の試験でも元ネタとして引用されているということ(気象業務支援センター試験課の方から直接メールで伺いました)をどなたかがどこかで聞いて、それが二次、三次的に広まって実情と合わない形で聖典化したのではないでしょうか。

 真偽はともかく、いざ過去問の解説を書いていてちょっと調べごとをしたいときに、一般気象学を開いたのは今のところ0回です。8割は気象庁のホームページです。残りは「読んでスッキリ!気象予報士合格テキスト第2版」です。スッキリは全然スッキリしない部分もあるのですけど、網羅率は断トツです。第3版では誤植の訂正ともう少し読者に対して分からせようというやる気を出して頂けると嬉しいです。

 あと、データベースっぽいものを作っていますけど、結構面倒なのでなんとかしたいです。markdownとかで直接編集できれば、上手く半自動化させられそうなのですけど、現時点では手作業です。noteってその辺りは何か機能として用意されてるのでしょうか。

24年2月19日(月)

 やっと「大気における放射」の過去20回分の解説を作り終えました。この分野は計算問題が苦手でなければ、多少の知識があれば機械的に解けるので、個人的には得意分野です。ただ、単調過ぎて解説を作る上では苦痛でした。

 さて、気が付いたら100/1000問を超えていました。このペースでのんびり続ければ、半年以内に終わりそうです。

 一度完成すれば、年2回の新規問題追加と過去に製作した解説のメンテナンスだけで良いと思います。年60問の解説作成とメンテナンスなら、1週間程度の労力です。許容範囲だと思います。

 いずれは気象予報士試験の学科対策で定番化しないかなあと企んでいます。労力的にいつか黒字化すれば嬉しいです。

24年2月20日(火)

 遂に私の苦手な「大気の力学」に作業が突入しました。正直面白くないので、解説を作るのが苦痛で仕方ありません。

 試験問題としては得点源なのでありがたいのですが、如何せん面白くありません。唯一面白いと思えたのは、高気圧と低気圧について、低気圧は中心付近で等圧線が密になるけれど、高気圧ではそうならないことです。その理由は、それぞれの場合について傾度風を式で表すと、二次方程式の解の公式によって平方計算が出現し、そして低気圧の場合は根号の中が無条件で正の値になるのですが、高気圧の場合は負の値になる可能性もあるので、そうならないように不等式を満たす必要があり、それが等圧線の密度の上限を与えている、ということになります。

 はじめてこれを知った時は、中学生レベルの数学の知識で、自然現象の不思議を説明できているということで久しぶりに興奮しました。

 現在、仕事とは別に面白そうだと思った(ていたけど手が伸びなかった)分野の勉強をしています。気象予報士試験を通して気象学を学んだのもその一環です。他にも、計算可能性やロシア文学、代数、気候変動などを学んでいますが、なかなか昔ほど知的好奇心を感じなくなっている気がします。面白くて夜も眠れない、なんてことがあった10代の頃が懐かしいです。

24年2月21日(水)

 引き続き大気の力学の解説を作成中です。なるべく簡潔で分かりやすくなるよう心がけていますが、上手く出来ているのか分かりません。

24年2月23日(金)

 祝日も暇な時間に解説を作成中です。

 関係のない話ですが、自分が小学生くらいの頃に流行ったケン・フォレットの「大聖堂」を読んでいます。これは、近所のBOOK・OFFでたまたま見つけて購入したのですが、とても面白くてハマっています。

 大まかなストーリーとしては、中世のブリテン島を舞台とした、大聖堂建設とそれにまつわる人々の話です。詳しい内容は省略するとして、まさか「西洋のお坊さんの帰りの会」のシーンにここまで見入ってしまうとは思いませんでした。

 また、積んでいたThe three-body problemも読み始めています。既に日本語訳も出版されているので、いまさら英訳で読む必要はないのですが、これもおすすめです。古今東西のSFごった煮という印象で、とっても楽しめます。

 そういう訳ですので、しばらくは解説の作成速度が低下しそうです。

24年2月25日(日)

 もう少しで「大気の力学」も終わります。いい加減飽きてきました。

 さて、大聖堂も中巻に突入しました。本作品では大聖堂建設が一貫した物語の中心軸なのですが、所々で建築様式の説明もあります。学生の頃に教養学部の講義で建築学に関する講義を受けたことがあります。その際、レム・コールハースの「錯乱のニューヨーク」が期末の課題でした。

 内容は正直なところそこまで頭に残っていません。摩天楼に関する抽象的な議論であって、技術的な部分はほとんどありませんでした。しかし、大聖堂を読んで改めて建築学について興味が湧いてきたので、どこかのタイミングで技術的/思想的側面問わず、改めて学んでみたいと思います。

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