【五十路MAN日記】健康になりたいなら、生活習慣と食事を変えよう

頭が締めつけられるように痛い。

久しぶりに「風邪」というものにかかってしまった。これまでの僕なら、鼻水、くしゃみ、涙目とほとんど仕事にならない惨状になっていたが、3年ほど前から生活習慣や食生活を根本から見直したためか、薄着で粗食でも風邪らしい風邪を引いたことがなくここまで来た。

思い返してみると、常に「病気」と隣合わせの人生だった気がする。特に不摂生しているわけでもないのに、たびたび大病を発症してしまうのだ。子供時代は好き嫌いが多かったものの、今は出されたものは何でも食べることができ、一日平均10,000歩ぐらいは歩いている。にもかかわらず「病気のデパート状態」なのは、生来の体の弱さから来ていると思う。

高校時代に「ウィルス性髄膜炎」で3週間学校を休んだのを皮切りに、社会人になってからは自然気胸、副鼻腔炎、突発性難聴、アトピー性皮膚炎など、まるで「病気の神様」に愛でられているようなありさまだ。特に自然気胸と突発性難聴で医者にかかったときは「命の保証はありません」「耳が聞こえなくなるおそれがあります」などと、今思い出しても背筋の寒くなる診断を聞かされた。

そこから一念発起して早寝早起きを実践し、食事も玄米を中心とする日本食にガラリと変えた。一口に「朝型にする」といっても、長年慣れた習慣を変えるのには2年や3年はかかってしまう。加えて鬱状態にもあるのだからなおさらだ。結局、朝スッキリ起きられるようになるまでおおかた5年ぐらいはかかっている。

しかし、苦労して得られた健康は何物にも代えがたい。毎日の食事をとてもおいしくいただくことができるし、なによりも一食一食感謝していただくことができるようになった。

結局、よく寝て市販の薬を飲んだことで喉の痛みや咳は早くも収まってきた。薬の効きがいいということも、やはり体質改善ができた効果のひとつといっていいだろう。

体は、食事によって改善できる。十分な睡眠と健康な食事を摂ることが仕事や生活に及ぼす影響は計り知れない。日本人は海外諸国に較べて睡眠と食事に費やす時間が極端に短いそうだが、そうしたことを改善することが、ムダな遠回りのようで結局は仕事や人生を劇的に変えるベストの方法なのだ。

関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。