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【発達障害のトリセツ】武器としてのファッション(4):あなたの時計と靴はいつも見られている

「武器としてのファッション」の第4日目は、成功のための3つ目のポイント、「時計と靴」について取り上げます。

みなさんは初対面の人と会ったときに、まずどこに視線を向けますか?

大部分の人がまずは顔とその表情、髪型、着ている服に注目するのではないでしょうか。

しかし、いまどきの日本人はみなきれい好きだし、それなりにファッションセンスもあるので、ぱっと見だれでも対して違いはありません。

では、ヘアスタイルや服以外に、これまでの自分のイメージを刷新してくれるものとは何でしょうか。

その答えが3つめの重要アイテム、「靴」と「時計」です。この2つには、その人の「ひととなり」や「経済状態」がはっきりと表れてしまうからです。

特に男性は相手に対する競争心が働くので、相手がどれほどの人物なのかを見抜こうとします。相手の器を推し量るツールとして使われているのが「靴」と「時計」なのです。

今週の全5回のエントリーでは、手っ取り早く「自分の株価」を爆上げでき、相手のマウンティングから身を守る「武器としてのファッション」を、僕自身の経験を混じえながらアドバイスしていきます。

今週1週間の5回にわたるエントリーでは、僕自分のこれまでの人生経験から、ちょっとした気配りで自分を魅力的に見せ成功につながる行動について、くわしくお伝えしていきます。

さあ、一緒に考えていきましょう。

「足元」と「手元」であなたの「器」があらわになる

では、なぜ靴と時計でその人の正体がみえてしまうのでしょうか。

それは、「靴」がその人の気配り度合いを、時計がその人のセンスと経済状態を表しているからです。

手入れされている靴が「品格」と「気配り」を表す

どんな場面にも通用する靴といえば「黒のレザーシューズ」が代表です。しかし、高級ブランドの靴を履いていても、その靴が汚れていてくたびれたものだったらどうでしょうか。気の利かないだらしない人という印象を与えてしまいます。

一般の日本人はまだそこまで気がつく人は少ないですが、一定の資産のある富裕層などはこのあたりが徹底しています。「神は細部に宿る」という言葉がありますが、些細なことを当たりまえに行えないなら、仕事で成功することは難しいでしょう。

上品な腕時計が「センス」と「経済状態」を表す

ほとんどの人がスマートフォンを持つようになった現在、腕時計が「時間を確認する道具」という意味合いはなくなりつつあります。スマートフォンがあるから腕時計はいらないといって、はめいていない若者もよくみかけます。

しかし、腕時計はむしろアクセサリーとしての意味があり、売却して換金できる「資産」とも言えるため、個人の経済状態を表すわかりやすい目安になっています。

ギラギラしたローレックスの時計をこれ見よがしに着けているといやらしいですし、スーツなのにG-SHOCKなどを着けているとかえって安っぽく見えてしまいます。

今日からのアクションプラン

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それでは、実際どういった基準で靴と時計を揃えればいいのかをお伝えしましょう。

1.少なくとも一足2万円以上の予算で選ぶ
これまで説明したように、自分の器が表れる持ち物なので、一生モノと考えてください。

価格帯としては、普段履きの靴なら最低でも2万円、フォーマルでも履くものならばせめて5万円以上の高級な靴を揃えてください。もちろん、高価なだけでなく、足にぴったり合った靴を選ぶこと。

靴の種類ですが、一足目にはどこに行っても通用する黒のビジネスシューズをまず手に入れることが大切。通勤に履いていくのなら、急な雨にも困らないように、防水仕様になっている靴を選びましょう。

2.時計は「アップルウォッチ」が正解

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具体的にどんな腕時計を選ぶかについてですが、ファッション雑誌に載っているような超高級時計とはいかなくとも、それなりのものを身につけていい印象を相手に与えたいところです。

そこで、これさえ身に付けておけば間違いないのが「アップルウォッチ」です。これは後に紹介する借金玉さんのアドバイスによるもの。

アップルウォッチならば、適度に高級感があり価格も手頃で、適度にファッショナブルで品の良いイメージを相手に与えることができます。非常にコスパのいい「自己投資」と言えるでしょう。

3.時計と靴に負けない所作を身につける

それなりの時計と靴を身に着けたものの、それに釣り合った振る舞いを身に付けなければ、効果はありません。

普段は行かないような高級ホテルやクラシックのコンサート、レストランなどに足を運ぶようにして、ゆったりとした足取りで余裕をもった動きを徐々に身に付けるようにしましょう。

作家の中谷彰宏さんによると、自分が果たしてその場にふさわしい服装と所作をしているのかどうかは、高級な商用施設で働いている従業員の態度でわかるそうです。

まとめ:自己投資の総仕上げとしての時計と靴

今日のエントリーでは、時計と靴に投資をすることの重要性を解説してきました。

ふだん何気なく身につけている2つのアイテムですが、新しいものに取り替えて身につけてみると、なんとなく心が引き締まって背筋が伸びるようなきがします。

先の見えない日々がこれからも続くと予想されますが、自分の気に入った時計と靴を身に着けて、Zoom会議でも気を抜かないように身なりを整えるようにしましょう。

それでは、また。
Fake It Until You Make It. 

編集後記

この一連のエントリーを始める前に、借金玉さんがお書きになった「発達障害サバイバルガイド」を読みました。

前著に続いて発達障害当事者としての様々な経験を元にした「健常者中心の社会でなんとかやっていくコツ」が詰め込まれた本です。

他の発達障害本と一番違うところは、「医学的解説」や「精神論」ではなく「食っていくための生活術」が網羅されている点です。

著者の借金玉さんは、不動産の営業担当をしつつ執筆活動を行っている、現役の(?)発達障害者です。

社会人になったあとで早稲田大学に再入学し金融機関に就職したものの事務処理が苦手で数年で退職。起業家として再出発するも失敗して借金をかかえるなど、波乱万丈の人生経験をお持ちです。

社会生活を営みながら、失敗に次ぐ失敗のなかから編み出した生活の知恵は、私たち発達障害者なら必ず役に立つアドバイスが満載です。

この本を読んだことで、長い間心のなかでくすぶっていた「発達障害者のような社会的弱者が身につけるべき武器」について書くきっかけになりました。

ぜひ、読んでみてください。

目次
はじめに 食っていくための「生活術」
1 生活環境 サバイバルに絶対必須の設備ハック
2 お金 貧困と借金から学んだマネーハック
3 習慣 くりかえしが苦手な僕らの365日ハック
4 在宅ワーク だらだらに勝つ自宅作業ハック
5 服 おしゃれとか以前の身だしなみハック
6 食事 ずぼら完全対応版自炊ハック
7 休息 生き延びるための休日ハック
8 うつ 不安とともに生きる再起ハック
おわりに 本当のあなたを「ハックするな」
借金玉「愛用品」リスト


関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。