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人生2番目にたくさん食べている麺 ゆうき食堂のしなそば (逗子 小坪)

逗子の小坪という街は逗子マリーナで有名です。逗子マリーナは50年前に海岸と磯を埋め立てて開発されました。50年経った今でもしっかりと管理されており、ハーバー、マンション、ホテル、グランピング施設、レストラン3店、ショップ2店、テニスコート、結婚式場などがあります。

かつてはユーミングライブを何度も開催しましたね。私も音漏れ参加も含めて6回くらいは行ったような気がします。

派手な施設こそありませんが、今も訪れる人が絶えることのないエリアになっています。良くも悪くも、こういう開発はもう不可能だと思います。

2024年の元日に、小坪の裏山から逗子マリーナと小坪漁港、江の島、富士山を望む

じゃあ小坪はおしゃれな街かと言うと、全くそうではありません。小坪は昔からの漁師町なのです。田舎です。でも特にタコとワカメとシラスは絶品です。

漁船と釣船が係留されていて、奥の斜面には住宅が密集しています。山の上は披露山庭園住宅という高級住宅エリアで、各界の著名人の自宅や別荘がたくさんあります

こうした2つの極端にコントラストが異なる顔が混在するところ、ギャップがあるところもなかなかないように思います。

そんな小坪の下町側には、狭いエリアにマリーナ以外に飲食店が12軒もあります。和食4、イタリアン3、フレンチ2、カフェ3です。そのどれもレベルが高いです。そうでないと住民が多いわけでも、交通の便がいいわけでも、わかりやすい観光地でもありませんから、生き残っていけないのだと思います。

そんな小坪を代表するのがゆうき食堂です。刺身の定食がメインです。すぐ目の前の小坪漁港で揚がった新鮮な魚を食べることができます。それも分厚くて大ぶりです。

大事なのはここは相模湾ですから、できれば地魚を選択することをおすすめします。例外はまぐろのレアカツです。

お店にはオープンエアの席が何席かあります。天気が良ければ外で食べると気分がいいです。オープンエアと言っても写真のようなキャンプ用のテーブルみたいなものですが。

確か真鯛
旬の小坪わかめ
絶品しなそば
完食!ほら、オープンエアでしょw


また別の日の写真です。偶然同じ席ですね。魚は確実に美味しいですが、おすすめは魚ではなく他だったりします。

地ものブリと真鯛かな


私が一番おすすめしたいのは「しなそば」です。ラーメンです。魚のあらともしかしたら少しだけ鶏ガラも入ってるかもしれない、透明で塩らーめんのようなスープです。これはラーメン屋では多分提供不可能で、大量に魚を扱っているからこそできること。そしてもうここのしなそばを50食以上食べていると思いますが、毎回味が違うんです。日によってあらが違うからでしょうね。

今日もしなそば

そしてもう一つのおすすめはチャーハンです。これがシンプルで本当に美味しい。身体に悪そうなラードをたっぷり使っていて、ほとんど塩味。決してパラパラでもない。なのにとにかく美味しいのです。何が違うのか本当に謎ですが美味しいです。

魚、刺し身はまあ鮮度が良ければどこでも美味しいと思うんです。調理は殆ど無いですからね。一方でしなそばとチャーハン、あとはカレーもなんですけど、ここのマスターの味付けは本当に不思議なんです。

全体としては漁師街なので塩味が濃いです。これでもこの30年でずいぶんと薄味になってきたと思います。

チャーハン

なんて言うことをお昼前に書いていたら、我慢できなくなって昼飯に行きました。今日はオープンエア席は満席だったので端っこ席です。

近くの和食屋さんには「坪まる」、「めしやっちゃん」、「魚佐次」さんがあります。どれもそれぞれ個性があって全制覇をおすすめします。駐車場も大きなのがあるので車で来てもOKです。逗子マリーナの駐車場は高いからおすすめしません。


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