見出し画像

本当においしいガチョウのロースト (深セン 蛇口徳記焼臘飯店)

出張中の深センで、美味しそうなものを探して検索していて見つけたお店です。蛇口というのは地名で、香港空港から深センに直接入ることができるフェリーの港でもあります。港町です。

そんな街にある、地元民御用達のお店がこの蛇口徳記焼臘飯店です。

焼臘(シャオウェイ)、下味をつけた肉の炙り焼きで有名のようです。

3種盛り合わせにしました。手前からガチョウ、チャーシュー、豚バラです。味付けは全部同じです。甘さと香ばしさ、八角をもちろん感じさせながらも、あくまでもそれは脇役。ここは焼きで勝負しています。特にガチョウは、外がパリパリで中がジューシー。鼻腔に抜ける香ばしさが日本じゃないなあと感じさせてくれます。深センというよりはとっても香港っぽいかも。横浜中華街でもこういう味はないような気がします。

ここにも酸菜魚がありました。これは頼まないわけにはいきません。

ここの酸菜魚は先日の太二酸菜魚とはかなり異なります。スープが濃厚で酸味も山椒もそれほど強くはありません。そうです、これは酸なブイヤベースですね。スープをじっくり味わいました。

店内は地元の人で満席
1人なので窓際の一番狭い席に入れてくれました

揚州炒飯も絶品です。それにしても中国で食べるチャーハンというのはどうしてこんなに美味しいんでしょうね。もちろんその理由の一つは米の違いなのですが、それだけではないですね。

注文したものは全部でこれだけ。明らかに1人では食べ過ぎです。もちろんドギーバッグで持ち帰る前提です。

注文に端末は使いません。手書き!

でも支払いはもちろんキャッシュレス。現金も使えないことはなさそうです、使ってる人いませんが。

予定通り食べきれないので、持ち帰りたいことをGoogle様に翻訳してもらって、店員のおばさんに見せたらニコニコしながら結構丈夫なタッパーを持ってきてくれました。

お店のネーム入りのビニール袋もくれました。これをぶら下げながら、ホテルまで地下鉄で帰りました。自分的にはDEAN&DELUCAのエコバッグを持ってるお姉様と同じくらい誇らしげに、ローカルに舐められないように「俺はちゃんとわかってるんだぜ」オーラ全開でホテルに戻りました。

ちなみにDEAN&DELUCAは日本ではニューヨーク本店とは全く異なる位置付けになっちゃいましたね。本店に初めて行った時には、世の中にはこんなリッチなスーパー、こんなセレブな顧客がいるスーパーがあるものかと、本気でひっくり返りそうになりましたもん。日本で今知ったかぶりするなら日本では手に入らないZabar'sのエコバッグがおすすめです。ここはアッパーウエストサイド80丁目で90年の歴史があるスーパーマーケットです。


ホテル下のスーパーに「紅ほっぺ」が売っていたので、出張中のビタミン補給として購入。30元600円ですので日本と同じか高いくらいです。

夜食として再び美味しくいただきました。冷めてもとても美味しかったです。映り込んでいる超有名ブランドである白酒、紅星53度は40元800円ちょっと。ホテルでは飲むことはなく、ちゃんと家に持ち帰りました。

台湾も香港も上海も深センも全部そうですが、こういう普通の人が普通に行くお店こそが、本当に美味しいと思います。高級店は日本にもあるのと、どうしても味がお上品すぎて、私は値段の価値を見いだせないことが多いです。例えば鼎泰豐とか海底撈なんかのことです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?