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永遠に続く平行線

経営サイドと雇われサイドというのは、結局どこまで行っても平行線のままで交わることなんてない。
そんなこと分かっていたつもりなのに、どこか心の奥底で、頭の片隅で小さいながらも期待をしていた自分がいたのは間違いない。


目標を高く掲げて、そこに向かって出来るだけショートカットで進んでいく。そのためには色んな困難もつきもので、それでも共有している目標があるからこそ進んでいける。時には意見がぶつかったりもするが、話し合って解決する。というか目標が同じなんだから、解決できる道や方法を探し出す。

組織の未来を考え、スタッフの幸せを考え、できることは可能な範囲でしてきたつもりでも、良かれと思ってしてきたつもりでも、ふとしたキッカケで手のひらを返したように裏切られることがある。

相手が何を考えているのかわからないように、こちら側としても向こうが何を考えているのかわからないのだ。

どれだけ頭を悩ませ、あらゆる方法を考えて、スタッフのためにと思っても、全く響かないのだから悲しい。
響かない程度ならまだマシな方で、恩を仇で返す的なことが普通に起こるからこっちとしても驚きを隠せない。別に恩を押し付けているつもりは無いが。

そんな事が起こるたびに、億劫になっていく自分がいる。
結局何をしても報われないのなら、最初から何もしない方がマシなんじゃないかと。単なる労働力と割り切って、淡々と働き、会社に利益をもたらしてくれればそれでいいじゃないかと。

大体、今の時代、終身雇用なんて流行らないし、従業員がいつ辞めてもおかしくない時代で、それも働き手の自由。だから本来は過度な期待をする必要はないし、気にかけて何かと良くしてやる必要もないのだ。
相手だって、その辺りは割り切っていて、ただ単に仕事に来てるだけ。お給料をもらえるから働いているだけ。程度にしか考えていないのかもしれない。

頭では分かっている。
くだらない小競り合いや、勘違い、感情論、小さな視点でしか見ない考え方、自分の過ちを認めない、そんなことどうでもいい。
ただただ、もうめんどくさいのだ。

それならそうと、僕も腹をくくってロボットのように感情を抜きにして仕事を進めるだけ。組織のために、なんてカッコつけるつもりはない。

全ては自分のために、仕事をするのみ。



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