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JPYが両替所から消えた タイ5日目

タイに来て5日目を迎えた。今はパタヤというビーチリゾートに滞在しているが、明日はバンコクに移動して一泊し、日本へ帰国する。
昨日から朝に雨が降ったりと、天気はあまり良くないが幸いなことに午後から雨は止んで曇り空ではあるが外出するには問題ない。

ここ数日をパタヤで過ごして、本当に日本人が少なくなったと感じる。コロナ前は街を歩いたり食事をしていてもどこかしこから日本語が聞こえて来ることが多かった。
この5日間で僕が日本人だと確信できる人に会ったのは2回だけ。あとは日本人っぽい人も見かけるが、おそらくは韓国か中華圏の人たちだろう。

昨日はソイブアーカオという通りでソンテウに乗っていると年配の日本人男性2人が乗り込んできた。日本語で色々と喋っているので分かった。
この、ソイブアーカオ(カタカナでどう書くのが正解か分からない)という通りは、ここ最近パタヤで最も賑わっている場所らしく、僕は行ったことが無かったので探検がてら言ってみることにしたのだ。
そこで日本人が現れたのだから、これはチャンスと話けてみた。

このお二人は10年以上前からタイに何度も来ているベテランで、チェンマイにもよく行くらしい。話してみるとやはり僕と同じで、ここ最近は物価が上がり、以前のように気軽に遊べなくなったとのこと。
ただ、コツもあるので簡単に教えてもらい、僕はソンテウを降りた。

気のいいお二人で、親切に色々とソイブアーカオの事情や諸々を教えてくれたのはありがたい。
日本にいると絶対に話しかけたりしないような年配の男性にも気軽に話しかけて談笑できるのだから海外は素晴らしい。
海外で同郷の人と会うと、なんだか仲間意識さえ芽生えるのだから不思議だ。日本でだと多分、全く気が合わないんだろうが・・・


今日はパタヤビーチで、国際花火大会的なものが開催されるらしく、朝からビーチ沿いの歩道には屋台がずらっと並び各店忙しく準備をしていた。
ビーチには巨大なステージが設置され、なにやら有名なアーティストでも来るらしい。花火はおそらく海から打ち上げられて結構な規模になりそうだから僕も見に行ってみようと思う。

ビーチに設置されたステージ



ちなみに、International Firework Festivalと書かれたゲートには国旗が数カ国載っていたが日本の国旗は無かった。
今回パタヤに来て気づいたのだが、もはや日本人は観光のターゲットになっていないのだと思う。
両替所の窓ガラスには、宣伝を兼ねて色んな国の通貨の張り紙が貼られているが、JPYの張り紙が無い所が多い。
なんとも言いようの無い悲しみと危機感に襲われる。

飲食店に行っても日本語のメニューはもちろん無い。
2年前にパタヤを訪れた時、サクチュアリ オブ トゥルースという寺院に観光に行ったのだが、入り口に英語、韓国語、ロシア語などのパンフレットは置かれていたが日本語のパンフレットが無いことに衝撃を受けたことがある。
今でも世界有数の経済大国なはずなのに、日本は世界から相手にされてないのを感じる。
別にネガティブなことを書きたい訳ではない。
日本だって素晴らしい国だし、良いところは沢山ある。国土だってそれなりに大きく、人口も多い。ただ、このままだとね・・・

日本の皆さん、もっと海外に行きましょう。もう海外ではコロナは終わってるよ。

ちなみに、日本人のパスポート保有率は20%程度で世界で見てもめちゃ低い方です。アメリカなどの先進国と比べると半分以下。らしい。

では、また。


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