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出張という名の旅行

年に数回、地方に出張することがある。
この出張が僕にとっては、楽しみのひとつでもある。
出張という名の旅行なのだ。

見知らぬ土地へ行き、その土地の文化や人々、食や景色に触れるのは新鮮でしかない。
日常を忘れさせてくれる瞬間だ。

もちろん、出張なのだから仕事がメインなわけで、完全に旅行のように観光を好き放題できる訳ではない。
それでも目的地へ向かう道中や、空き時間などは存分に楽しめるし、夜はその土地の料理を堪能し、夜の街を楽しむことができる。
少しでも時間があれば、ゴルフをする事もある。

たとえば、飛行機のCAさんや、旅行会社の添乗員、出張だらけのサラリーマンなど、僕からすれば羨ましさしかない。実際の現場を知らないので、そんな楽しめるものじゃないかもしれないが、日本全国、はたまた海外へ仕事で行けるのは、部外者からすれば夢のような仕事だ。

今回は2週に渡って、長野県へ出張する。
両方とも一泊で、1回目は車で片道約8時間かけて移動した。
今日は2回目で、飛行機の機内からこの記事を書いている。
神戸空港からFDA(フジドリームエアライン)という航空会社で松本空港へ向かう。
通路を挟んで左右2列ずつの小さなジェット機なので、多少の揺れがあるかもしれないが仕方ない。

前回は諏訪湖畔のホテルに泊まり、諏訪湖の街を楽しんだ。
夜は鰻を堪能し、たまたま花火が上がるとのことで、オジサン2人で船に乗り諏訪湖の上から花火を眺めた。周りはカップルか家族ばかり。
当たり前だが、オジサン2人組なんていない。

もし地元なら間違いなく船には乗っていないだろう。知らぬ土地に来て、旅行気分で浮かれているから、1,500円も払って船に乗る。
オジサン2人で写真や動画を撮って浮かれている。
なんとも言えない光景だ。

岸から見ようが、船から見ようが、大して花火の見え方に変わりは無いと思うが、それはそれで思い出になるし、地元に帰って友人と酒を飲む席で笑い話にもなる。

前乗りして今日はゴルフを楽しみ、明日は朝から仕事して夕方の便で帰る予定。

さて、今回の松本市はどんな風に僕を楽しませてくれるのだろうか。
どんな土産話を持って帰れるのか、空の上から想像を膨らませている。

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