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2023年ふりかえり

今年は何があったんだろう…ウッ思い出せない。

年の頭にはこんな目標を立ててたみたいです。

ざっくりいうと
・七つの賞に応募すること
・出した賞のすべてに一次落ちすること
・「いちばんの読者」に会いたい
という目標を立ててたみたいですが、ぜんぶ滑りました。しょんぼりワッショイ

なんか知らんけど、短編にハマってしまったんですよね。そっちでだいぶリソースを使ってしまい、純文学の新人賞向けの作品はあんまり書けませんでした。

でも「『いちばんの読者』に会う」については、ちょっとだけ近いことができたかもしれないです。それぞれ結果待ちの北日本文学賞と太宰治賞については、それなりに手ごたえのある作品を書けました。

やっとここまで来れたというか、昨年夏にテーマを福島に定め、そこから22作品・1701枚ほど福島のことばかりを書いてきました。いったんテーマを決めた時点で、これまでの経験値がリセットされたようなものなので、納得のいくものを書けないし、結果ももちろん出ずだったけれど、すこしずつ潮目が変わってきたような気がします。ここまで読んで、アドバイスくださったみなさまのおかげです。ほんとうにありがとうございます。

2023年の執筆は、結果ベースではこんなかんじでした。

野性時代新人賞一次落ち 235枚
文學界新人賞一次落ち 105枚
群像新人文学賞一次落ち 179枚
太宰治賞一次落ち 139枚
太宰治賞一次通過 168枚
文藝賞短編部門一次落ち 26枚+27枚+33枚
新潮新人賞一次落ち 146枚
すばる文学賞一次通過 151枚
文藝賞一次落ち 100枚
ハヤカワSFコンテスト一次落ち 235枚
NIIKEI文学賞一次落ち 10枚
阿波しらさぎ文学賞一次落ち 14枚
ひなた短編文学賞一次落ち 3枚
坊っちゃん文学賞一次落ち 11枚
星新一賞一次落ち 28枚
週刊少年マガジン原作大賞一次落ち 60枚

多い!!そして短編で一次に落ちまくっている!!
しいていえば北日本文学賞で最終選考の一歩手前に残っていますが、ほかの短編は全滅でした。もう短編は書かないかな、と思います。やってみて思ったのですが、短編はアイデア勝負で、結末の捻りが大事なんですよね。私はストーリーを書くほうが好きなので、その点でもマッチしないなと思いました。
ともあれちょっと長いものも含めれば、福島のことを書いて初めて予選通過した(すばる文学賞の一次と、北日本文学賞の四次)ので、その点はよかったというか、安心しました。

執筆ベースでの成果はこんなかんじです。

■2023 1038枚
新潮新人賞一次落ち 146枚
すばる文学賞一次通過 151枚
文藝賞一次落ち 100枚
NIIKEI文学賞一次落ち 10枚
阿波しらさぎ文学賞一次落ち 14枚
イロカワ文学賞敗退 12枚
ひなた短編文学賞一次落ち 3枚
坊っちゃん文学賞一次落ち 11枚
星新一賞一次落ち 28枚
北日本文学賞選考中 30枚
群像新人文学賞選考中 181枚
週刊少年マガジン原作大賞一次落ち 60枚
太宰治賞選考中 292枚

今年も1000枚書けてよかったです。あと純文学の新人賞にも、いちおう一通り出せました(「7作出す」という目標には及びませんでしたが)。太宰に出したものは読んでくださった方からの評判がこれまでで一番ぐらいによかったので、なにかいいことがあるといいなあと思っています。そして群像に出したものは自信作なので、こっちは評判のほうはいまいちだったのですが、納得のいくように書けたので、自分のなかでは満足し、結果がどうであれ、次につなげていけそうです。

今年は福島に3回いきました。3月と4月と9月です。初めて311の福島に行けて、イベントに参加し、現地の雰囲気を生で味わえて、自分のなかで意味のあるものになったと思います。4月も、ずっと見たかった夜ノ森の桜を見ることができました。ほぼ散りかけだったのですが、そのぶん、来年の楽しみになりそうです。9月はついに柳美里さんにお会いできました(すれ違っただけですが)。季節の折々に福島に行くと、また違うおいしいものを「ああこの季節はこれか」と日本酒ふくめ楽しめますし、変わっていく町の様子に触れられるから、また来年も行きたいなと思っています。

それと今年はなぞの縁で尼崎の本屋さんとか私設図書館の店番をはじめました。いろんな方とつながる起点になるので、書くほうでも読むほうでも、新しい扉がひらけたかんじがします。本は人あっての本だなと、当たり前のことを感じ入ったりしました。たくさん来てくださり、話してくださり、ありがとうございました。みなさまにとっても、いい出会いになっていれば幸いです。

ほかの出来事としては
・映画スラムダンクめっちゃよかった。
・イロカワ文学賞の本を出せた。
・映画フラガールめっちゃよかった。
・車中泊で北海道に行くのたのしかった。
・コーランを読む。
・女子野球の甲子園決勝とかワールドカップに行く。
・ミュシャ展めっちゃよかった。
・デトロイトタイガースの帽子を買ってもらった。
・尼崎の朝鮮学校に毎月1000円を送りはじめた。
・下読み会に2回参加して、賞に出す小説を読みあわせた。

とかかな。

女子野球はとても思い出深い。ありがたいことに公式マガジンなどで紹介してもらえたので、今年いちばんアクセスの多い記事は圧倒的にこちらでした。

小説については、ちょっとだけなにかが掴めそうな気がしています。とはいえ結果が出ないとどうしようもない(手を変えないといけない)ので、来春にいいものを出して、いいと思ったものをいいと認めてもらえるよう、がんばりたいと思います。

今年は大変お世話になりました。来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

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