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『あのマンガ、世界史でいうとどのへん?』、目次を全て公開しました!

 おおよそ定期連載しております、様々な歴史マンガをその世界史上の背景から紹介していく記事シリーズ『あのマンガ、世界史でいうとどのへん?』。本記事シリーズにつき、これから紹介するマンガを含めて全目次を先日公開しています!↓↓↓

目次:
第1章 先史
【先史】『創世のタイガ』~人類の「歴史以前」の物語~
第2章 古代
【古代①】『天は赤い河のほとり』~古代オリエント世界の興亡、そのハイライト~
【古代②】『ヒストリエ』~アレクサンドロスの大帝国と古代ギリシャ奴隷制の示すもの~
【古代③】『アド・アストラ -スキピオとハンニバル-』~偉大なるローマの苦い記憶~
【古代④】『キングダム』~中華二千年の歴史、その始まりにあった願い~
第3章 中世
【中世①】『レッドムーダン』~史上唯一の中国女帝の誕生と中世中国の転換点~
【中世②】『ヴィンランド・サガ』~退廃と戦乱の下に剣なき強さは成るか~
【中世③】『ブルターニュ花嫁異聞』~中世ヨーロッパにおけるイギリスとフランスのビミョウな関係~
【中世④】『アンナ・コムネナ』~ゲームのルールを書き換えるということ、歴史を振り返るということ~
【番外編①】『図書館の大魔術師』~先進地域としてのイスラームと架空の「歴史もの」~
【中世⑤】『シュトヘル』~モンゴル帝国の勃興と「文字」のもたらすもの~
【中世⑥】『レベレーション-啓示-』~中世英仏の破局と「人間」ジャンヌ=ダルクのすがた~
【中世⑦】『狼の口 ヴォルフスムント』~十字軍と西ヨーロッパ世界の分岐点~
【中世⑧】『チ。-地球の運動について-』~人間は「宗教から科学へと進歩している」のか?~
第4章 近代・前半
【近代・前①】『アルテ』~「近世」の始まりとしてのルネサンス~
【近代・前②】『ダンピアのおいしい冒険』~「現代」の始まりとしての大航海時代~
【近代・前③】『海帝』~中国による大航海時代というイフ~
【番外編②】『将国のアルタイル』~オスマン帝国の出現と近世ヨーロッパにおける「国際政治」の幕開け~
【近代・前④】『イサック』~近世前半ヨーロッパの山場、三十年戦争~
【近代・前⑤】『セシルの女王』~「覇権国家」英国、その始まりとしてのエリザベス1世のルーツ~
【近代・前⑥】『第3のギデオン』~「父殺し」としての市民革命~
第5章 近代・後半
【近代・後①】『片喰と黄金』~アメリカ合衆国の幼年期、その光と影~
【近代・後②】『エマ』~産業革命がもたらした新たな英国社会と、「身分差」の意味~
【近代・後③】『河畔の街のセリーヌ』~革命後のフランスの混迷と成熟~
【番外編③】『ハイパーインフレーション』~ナショナリズム、帝国主義、資本主義~
【近代・後④】『守娘』~中国最後の帝国の繁栄と、そこにあった社会不安~
【近代・後⑤】『ふしぎの国のバード』~日本が「世界史」の舞台へ上がるとき~
第6章 現代
【現代①】『白い艦隊』~黒船の来航、そして「白船」の来航~ 
【番外編④】『軍靴のバルツァー』~反復する「戦争」の世界史~
【現代②】『満州アヘンスクワッド』~「眠れる獅子」中国の受難~ 
【現代③】『戦争は女の顔をしていない』~「世界史」が掬ってこなかったもの~
【現代④】『月と金のシャングリラ』~「中華」の復権とその影~
【現代⑤】『東独にいた』~冷戦末期、斜陽の国家と行き止まりの恋~
終章 エピローグ
【エピローグ】『Pumpkin Scissors』~歴史は終わらない、正義は見えない~

 本日2024年1月6日時点で【近代・前⑤】『セシルの女王』まで公開しており、時代はそろそろ19世紀に入ります。世界がどんどん今の姿に近づき、また現代も続く様々な国際問題の種が多く撒かれる時代です。そしてその分、この時代を舞台にするマンガたちも、ますます複雑な色彩を見せるようになります。私たちは、どういう過去・経緯の果てに今ここにいるのか。ぜひ、引き続きお付き合いいただけますと幸いです。

 また、本記事シリーズは追って書籍化してコミティアで頒布したいな・・・と考えています。こちらもなんとか実現しましたら改めて告知いたします。2024年中が目標です。がんばります!



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