「えびせん1枚50京円」の理由
虚構新聞、大好きです。
最近の食料品の値上げに焦点を当てて、こんな面白い記事が上がっていました。
ただ、今回の記事については、ちょっと思うことがあります。
「えびせん1枚50京円」って、あまりにやり過ぎじゃないです?「京」という単位が、使われない単位すぎて、ちょっとピンとこないのです。
「えびせん1枚50億円」とか、「えびせん1枚50兆円」とか言われれば、即座に「んなわけあるいかい(笑)」と反応できます。でも、「50京円」と言われれてしまうと、あまりに実感がわかなくて「何それ?」となってしまうわけです。
しかし、これが「50億円」でも、「50兆円」でもなく、敢えて「50京円」になっているのには、それなりに理由があるのかもしれません。
虚構新聞には、過去にこんな記事がありました。
新型コロナウイルスの感染予防対策として、運動会で使用するリレーのバトンが、2メートルにもなるという内容が含まれている記事です。
相変わらずの素晴らしいセンス、とても可笑しいです・・・と思っていたら、虚構新聞側としては、笑えないことが起こってしまいました。
長さ2メートルのバトン・・・本当に使われちゃってるぢゃん(絶句)。
ということで、虚構新聞からは「お詫び文」が掲載される事態となったのです。
お詫び文まで秀逸で、本当に頭が下がります。
要は、虚構新聞が報じた内容が、現実になってしまったことが問題なわけです。虚構新聞は、常に虚構性を保つ必要があり、その虚構性こそが売りなのです。報じた内容が現実に起こってしまっては、元も子もありません。
そう考えると、えびせん1枚が50億円でも、50兆でもなく、敢えて「50京円」にしたというのは、その「虚構性」を確実なものにする意図があったのではないか?とも思えるわけです。
つまり、「円」という通貨の信用に対して、絶対にありえない単位をつけなければ、虚構新聞の虚構性を担保できない可能性があるということです。
お金に価値はない?おバカな陰謀論として、退けるのも大いに結構です。
ただ私自身、一度は真面目に耳を傾けるべき内容なのではないかと思います。動画で語られている財産税については、戦後、実際にあったことでもあります。
こちらの記事では、その財産税のえげつなさが語られていますが、それでも、度を越えたハイパーインフレよりはマシだとのことです。
私たちの多くは、1946年当時のことを知りません。したがって、財産税のことなんかも、ほとんど知識がないという人がたくさんいるかと思います。
しかし、とても大切なことです。なんなら、こういう大事なことについて、何故、学校できちんと教えてくれなかったのか?とすら思います。
いや、今からでも遅くないです。それなりに危機意識をもった人たちは、何かしらの備えを進めていけばいいのでしょう。
実際、えびせん1枚がいくらになるのかは分かりません。
ただ、これまで当たり前とされていたことが、当たり前でなくなる時代になるかもしれないこと、常に頭の中に入れておいておきたいものです。
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