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5類引き下げとパンデミック条約

パンデミック関連で、SATORISM TVさんが、これからの見通しについて分析をされていました。興味深かったので、その論点をちょっとまとめてみます

まず、ひとつめのポイントは、最近の死亡者増加について、これまでワクチンの接種を重ねてきた結果、抗体の量が過剰になってしまい、ADE(抗体依存性免疫増強)が起き始めているのではないかということです。

ちなみに、ADEに関しては、厚生労働省が否定しています。

変異ウイルスに対するものを含め、現在までに、新型コロナワクチンを接種した方に抗体依存性感染増強(ADE)が生じたという報告はありません

厚生労働省
「新型コロナワクチンQ&A」より引用

これを信じる方は、「ADEなんて起こらない!」という結論で構いません。しかし、私は厚生労働省の発表を鵜呑みにするのは、危険だと考えています。

したがって、どんなに厚生労働省が否定しようとも、ADEの可能性は常に疑うべきだと考えていますし、むしろSATORISM TVさんがいう通り、十分にありうると思っています。

その前提で考えると、今後、コロナ死は増加していくだろうということです。

ここで注目すべきは、政府が進めている新型コロナウイルス感染症の2類から5類への引き下げです。

政府は27日午後、新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・岸田首相)を開き、新型コロナの感染症法上の分類について、5月8日に現在の「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる方針を決定する。大規模イベントに関する収容人数制限の撤廃も決める。

ヨミドクター
「5月8日に新型コロナ「5類」引き下げ、感染症部会了承…イベント収容上限きょう撤廃」
2023年ン1月27日より引用

このことによって、コロナ関連の規制は緩むことになります。私たちとしては、ありがたいことです。マスクや移動制限・自粛などの問題も、一旦はあまり考えなくてもよいという議論になるかと思います。

しかし、SATORISM TVさんは、そこに罠が潜んでいると指摘します。

つまり、既にADEが引き起こされて、コロナ死は増える傾向にあるだろうということからすると、その増加がADEではなく、5類引き下げの影響であるという議論のすり替えに使われるかもしれないということです。その引き下げは、5月に実施される予定です。

さらに同じく5月、WHO総会が開かれます。ここでは国際保健規則の改正が予定されており、パンデミック条約制定に向けたものであると考えられるということです。

パンデミック条約の意味合いについては、コチラの及川幸久さんの動画が参考になるかと思います。

この条約の目的は、パンデミック発生時に、各国の選挙で選ばれた議員の関与、自治権や憲法、国家機構を無効にして、マルクス主義のWHOに加盟国に対する事実上の統治権を与えることだ。

つまり、WHOによって、特定の国に対してパンデミック認定がなされると、政府の上位機関として、WHOがその対策の指揮を執るということになるといいます。

2類から5類への引き下げによって、コロナ死が激増してしまったなどということになれば、その原因は、日本政府の失策によるものという指摘が多く出ることでしょう。そのタイミングで、国際保健規則の改正がなされれば、「政府は無能だから、パンデミック対策については、WHOが指揮権を握る必要がある」などという論理が、スッと通ってしまうかもしれません。

SATORISM TVさんの見立ては、2類から5類への引き下げは、そうしたWHO主導のパンデミック条約制定に向けた下準備ではないかということなわけです。

いつも通り、鋭い分析のように思います。興味深いです。

NHK「特設サイト 新型コロナウイルス」より
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data-all/

例えば、このような感染者数や死者数の統計を見る限り、今の時点で新型コロナウイルスを2類から5類に引き下げる理由も、よく分かりません
※感染者の定義や、死者数とされる人々の厳密な死因の問題は、一旦、横に置いておきます。

よく分からないので、なぜそうしなければならないのかという疑問に対するひとつの答えとして、SATORISM TVさんのパンデミック条約に向けた世論誘導という仮説は、十分に検証に値するのではないかと思います。

さぁ・・・実際のところ、どうなるでしょうかね。

いずれにしても、ただマスメディアが垂れ流すニュースをみて、「へぇ、そうなんだぁ」と受け入れるだけではなく、「ということは、こうなるかな?それともあっちかな?」といった具合に、自分なりに仮説を立てながら、眺めてみるというのも面白いかもしれません。


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