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初田植に挑戦してみた

約半月前、田植機を買いました。

当然、そのまま眠らせておくわけにはいきません。農業機械なんて、使ってなんぼ!!!!

ということで、ついにその日がやって来てしまいました

気持ちよさそうに寝ている人の布団をはぐように、ブルーシートを取り払い、いよいようちの田植機(愛称:ジェイくん)にも仕事をしてもらいます。

さすがと言っては何ですが、この初仕事を前に、農業リーダー・軍曹殿は、早速ジェイくんのオイル交換から始めます。

ここから先は、見聞きするすべてのことが、私にとって初めてであり、かつ大事なことなので、目を皿にして、いろいろとみていきます。

まず最初に教えていただいたのが、こちらの燃料コックです。

今シーズン使い終わって、最後にしまうときには、この燃料コックを引いて(「閉」にして)、エンジンが切れるまで待つそうです。そうすることで、「きゃぶれたー(?)」の中にガソリンが残らなくなるので、長期格納しても問題ないそうです・・・よ?(ちょっと自信なさげ)

ジェイくんの一通りの操作方法は、こちらの動画にありました。

とにかく、こんな感じで動かすわけです。

え?私???

もちろん、私じゃないですっ!!!まずは軍曹殿にお任せです。

エンジンオイルの交換も終わって、いよいよ進水式・・・。

田んぼに突入!!!

泥一つついていなかったキレイな車体に、ネットリと泥がまとわりつきます

あー、ジェイくんもいよいよ仕事をするんだなぁ・・・(しみじみ)。

さぁ、ここからが大事なところです。

座席右側に「上」とか「下」とか、「右」とか「左」とか書いてあるレバーがあります。

これ、めっちゃ大事なやつでした。

このレバーを「上」にすると、後ろについているアタッチメントが上に上がります。こうすることで、田植機を動かしても、苗を植えるようなことはありません

車体を移動させるだけの時などは、「上」にしておかないと、後ろで気づかないうちに、勝手に田植えをしてしまうので、十分注意する必要があります。

で、もちろん「下」にすれば、田植えがされます

そして「右」、「左」というのは、マーカーの設定です。

マーカーというのは、車体の横についている下写真のようなものです。

」にすれば、左側のマーカーが展開され、「」にすれば、右側のマーカーが田んぼに接地します。

このマーカーは、田植えをして向こう側にたどり着いたとき、戻ってくる際に車体の中心をどこに合わせればいいかの目印を作ってくれます。

このマーカーがつけた目印と車体の中心に立っているポールを合わせていきながら、隣と平行のラインで植え付けをするように操作するわけです。

田植機の準備が整ったところで、苗をセットしていきます。

育苗プールに入っていた苗たちは、ついに幼稚園をご卒園です。いよいよ、田んぼデビューとなりました。

それにしてもビックリです。

何?じゅうたん???」ってくらい、苗の下にはギッシリと根が張られていました。

丸めちゃっても、全然ビクともしません。こうした苗の塊を、苗箱からベリベリと剥がしては、ジェイくんの後ろに積んでいきます

で、苗をフル積載したジェイくんの雄姿がこちらです。

すげぇ・・・実際、この苗の重さバカにならないそうです。

たまに、苗の重さがすごすぎて、ウィリーするようなこともあると言います。何をどう注意したらいいか知りませんが、とにかくウィリーしても、ビビっちゃいけないということでしょう(いや、でもウィリーしたらビビるわw)。

そして、いよいよ田植えが始まりました

「ガチャポン、ガチャポン・・・」と、苗が次々と植わっていきます

いやー、感動です。借りた田んぼではありますが、生まれて初めて、自分の田んぼ自分の田植機で苗が植わっていくのです。

なんとなーく様子が分かってきたところで・・・

さぁ、じゃ竹内君もやる?

できることなら、やらないで済ませたいものです。ド素人・竹内が田植機を動かして、ロクなことになる気がしません。せっかくの田んぼが、グチャグチャになるのも嫌です。

しかし、やらないわけにもいきません

はい、やります。

それしか答えようがありません。

でね・・・?やってみたわけですよ。

ほーら、言わんこっちゃない(涙)。

このセンスのなさしか感じない植え付け、みれたものではありません。

悲劇的なほどのカーブ不揃いな間隔・・・あのね?だから、こういうのは苦手なんですって・・・。

けど、楽しかったです。

一言でいうと、遊園地のゴーカート?あんな感じでした。エンジンの音は、遊園地のゴーカートのまさにそれだし、速度はゆっくりだし、一度、動き始めたら、考えることは基本、ハンドル操作だけです。

緊張はしましたが、意外と楽しかったです。

めちゃめちゃヘタッピのくせに、楽しいから、こんなご機嫌な写真まで撮っていただきました(撮ってくれたのは、プロのカメラマンさんです!)。


結果、植えられないスペースができてしまったり、歯抜け状態に植えてしまった場所があったり、ちょくちょく修正が必要な部分はありながらも、無事、初田植は終了いたしました。

問題がある場所については、「補植」という対応策があるようです。

これは少し時間を置いて、チャレンジしてみようと思います。


それにしても、日本の稲作状況は、非常にマズイようですね。

これだけ物価高や食料問題が警戒され、世界各国で食料の輸出制限などがされているなか、日本でコメの価格が下がっているそうです。このままじゃ、コメ農家潰れていくぞ?という指摘です。

皆、きちんと備えているのかなぁ・・・ま、私が心配することではないか。

ともあれ、ひとまず私の「初田植」は無事終了ですっ♪


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