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種籾選別の下準備

寒いのが大の苦手な私は、農作業に出かけるとき、かなりの厚着をしています。しかし、ここ最近、だいぶ寒さが緩んだように思います。

気温だけではなく、温床もきちんと機能して、温度が上がってきているようで、先日蒔いた種からも芽が出始めました

まずはネギです。

え?芽が見えない?!

そうかなぁ・・・じゃ、レタスは!?

うん?これも見えない!?うそー!

じゃ、キャベツ(どやぁ~)!

さすがにコレは見えるでしょ!?

でもまぁ、実際、芽は出ていますが、まだまだこれからでしょうか。もうしばらく様子をみていきたいと思います。


そしてこの日は、農業リーダーの軍曹殿が、うちのエブちゃん(軽バン・エブリィ)のエンジンオイル交換をしてくれるとのことで、お願いをしちゃいました。

皆さん、車のエンジンオイル交換ってどうしているんでしょう・・・。私はお店でやってもらうものだと思っていましたが、軍曹殿からすると、車のエンジンオイルなどというものは、自分で交換するのが当たり前なのだそうなのです。

てことで、今回は軍曹殿にお任せです。

下の缶がエンジンオイルで、上の箱が古いエンジンオイルを捨てるのに使うものだそうです。

まずエブちゃんを適当なところに停めたら、ジャッキで車体を上げます

あのね・・・?もうこの時点で、私が個人的にできるレベルを越えているわけです。

でも、こういうことが当たり前のようにできてこそ、農業機械のメンテナンスができるということなんでしょうか。

大丈夫ですか?

おぅ・・・

さすが軍曹殿です。

車種によって異なるそうですが、エブちゃんの場合は、エンジンオイル交換時にエンジンオイルを2.7リットル(オイルフィルター交換時は2.8リットル)入れるのだそうです。

そこで、古いエンジンオイルは、こちらの6.5リットルまで捨てられる箱で回収です。

古くなったオイルフィルター(左)を外して、新しいオイルフィルター(右)をクイクイ回してはめ込んでいました(私からは、よくみえませんでしたが・・・)。

オイルフィルターの交換が終わったら、エンジン下のキャップを絞めて、助手席下にあるエンジンルームを開けます。

そこに「ENGINE OIL」と書いてあるキャップがあるので、それを開いて、エンジンオイル(2.7~2.8リットル)を注入します。

注入が終われば、エンジンオイル交換完了ですっ!

うん?お前は農業をしに行ったんじゃないのか?
なんで、車の話をしているんだ?

あ、はい。
でも、私にとっては、こういうのも立派なメンテナンス作業にみえたもので、ついつい・・・失礼しました

農業に関しては、この日、いよいよコメの種籾選別に向けた下準備をしてきました。

種籾選別については、既に記事にまとめたことがあります。

-種籾選別
 ・塩水選を行う
  v 比重1.15の塩水を用意する(もち米や麦の場合は別の比重)
  v 塩水に沈んだを選んで種籾にする
   →沈んだ方が中身が詰まっている
   →外側に病原菌がつくので、それらがいる可能性が低い
  v 選ばれた種籾はすぐに水で洗う
 ・温湯消毒
  v お湯で種籾の消毒を行う
   ※慣行農法では、種子消毒を行う
  v 一反分(約4kg)の種籾の温湯消毒だったら、キッチンでもできる
   ※一反分の種籾:200g(苗箱)×15枚だと足りないくらいの分量
  v 温湯消毒は60度10分(よくかき回しながら、キッカリでやる)
   ※58度とかだと失敗するので、キッカリ守る必要がある
  v 温度消毒が終わったら、すぐに冷水で冷やす
   →すぐに冷水で冷やせるように段取りしておく必要がある

「コメ作りの一年計画」より引用

コレ、明らかにエブちゃんのエンジンオイル交換よりしんどそうです。

ここに書いてある通り、下準備としては、種籾を水に沈めたり、浸したりする入れ物が必要になります。

元々、その入れ物としてドラム缶があるにはあるのですが、軍曹殿曰く、ドラム缶を横置きにして使えるようにした方が、効率がよいとのことで、その入れ物づくりとなりました。

まず、準備したのがこのドラム缶です。

そのうちの一つを作業場まで持ってきて、横に置いてみます

横に倒したドラム缶に定規がわりの木材をあてて、両側を「ラチェットクランプ」と呼ばれる道具で固定します。

この「ラチェットクランプ」って道具は、50kgまでいけるらしいです。

うん?そんな情報要らない?

あ、いや、私的にはちょっと珍しいものだったので、ついつい食いついてしまいました。

そうやって木材を固定したら、グラインダーで切っていきます

ひぃぃ~、火花!!!

げぇぇ~、火花!!!!

うん?うるさい??

でもアレは、竹内には絶対無理なやつでした。音もすごいし、焦げた臭いもしてくるし、ちょっと間違えたら、きっと指が飛んでいくのだろうし、恐ろしくて近寄ることもままなりません

で、これを横に2回やって・・・

さらに縦に切り目を入れて・・・

ガチャガチャ・・・パコンっと見事に穴があきました

このあと、切った跡の「バリ」を滑らかにして・・・

できましたっ!!!!

これで(効率的に)種籾選別をするための入れ物ができあがりました

ふぅ・・・この日は、もう軍曹殿の技に圧倒されっぱなしでした。

事実上、私はほぼ眺めているだけ・・・戦力になってませんでした。そんなわけで、種籾選別本番の日は、もう少しお役に立ちたいと思います。

いよいよ、コメ作りが始まります♪


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