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アヒルを応援したい

検索するという言葉、いつの間にか「ググる」という言葉に置き換わるようになりました。言うまでもなく、グーグルで検索することを指すわけですが、グーグルの強さを表している言葉でもあります。

日本だとデスクトップ、モバイル、タブレットのいずれにおいても、検索エンジンの70%以上がグーグルになっているわけですから、「ググる」という言葉が、広く使われているのもうなずけます。

世界シェアでいくと、90%近くがグーグルです。それだけ、世界中の人々が、グーグルの検索結果に誘導されていると言えるかもしれません。

けど、この記事にたどり着いている方々は、もう既にグーグルは使っていないですかね?やはりアヒル(DuckDuckGo)でしょうか?

DuckDuckGo(ダックダックゴー)」はユーザーのプライバシーの保護を基本方針とするインターネット検索エンジンです。検索エンジンのパーソナライズを目的として個人情報を積極的に収集するGoogle等の検索エンジンに相対するものとして、今注目を集めています。
通常の検索エンジンは、パソコンやスマホなどに「クッキー(Cookie)」を使用したりIPアドレスを使用し、ログイン情報や過去の行動記録を保存したりすることでユーザーに対する検索結果や広告の最適化を行うのが一般的です。一方、DuckDuckGoはユーザーの個人情報や検索履歴を保存しないことで、ユーザーがプライバシーの観点から安心して使用できる設計となっています。

All About
「検索エンジン「DuckDuckGo(ダックダックゴー)」とは? Google断ちにおすすめ?」

しかし、日本におけるDuckDuckGoのシェアは、まだまだだいぶ低いようです。デスクトップだと0.24%スマホだと0.14%ということで、どこをどう四捨五入しても、0%にしかならないという驚異の数字になってしまっています。

こんな数字をみてしまうと、「皆さん、やはりアヒルですよね?」というのは、かなり無理があるかもしれません。アヒルは、まだまだ全然使われていないというのが、実情のようです。

けれども、DuckDuckGoには、私たちが使うべき理由があるのではないかと思います。

先ほどの紹介では、DuckDuckGoは個人情報や検索履歴を保存しないことが特徴として挙げられています。しかし、検索エンジンとしての検索結果自体にも、大きな差があるのです。

例えば、「3回目のアレ」で検索すると、DuckDuckGoとグーグルでは、それぞれこんな感じの検索結果となります。

左がDuckDuckGO、右がグーグルの検索結果です。


もちろん、DuckDuckGoで検索される動画は、こちらの動画です。

3回目のワクチン接種について、おもしろ可笑しくアニメにしてまとめてくれています。こういう動画にたどり着きたい人、世の中にたくさんいると思いますし、「3回目のアレ」というワードで、真っ先に検索結果に引っかかってほしい動画でもあります。

しかし、グーグルで検索されるのは、厚労省のHPです。

まぁ、「面白い vs 面白くない」で判断することではないですが、かなり意図的なものを感じます。

グーグルで、あえて動画だけで検索してみても、まるで「3回目のアレ」の動画にはたどり着きません

基本的に、政府発表のものばかりが出てきます。完全に統制下に入っているように思います。いわゆる「大本営発表」のようなものしか、ヒットしません。

しかし、こんなにも検索結果に差が出るのに、グーグルが70%で、DuckDuckGoが0%という事実・・・割と衝撃です。みんな、どうやって情報を検索しているのか気になってしまいます。

統計的には、大多数の人が政府発表寄りの情報にしか、アクセスできていないということになります。

もちろん、それでもいいという方はいらっしゃるでしょう。ただ、こんな時代です。いろいろな情報にアクセスできるようにしておきたいという方も多いのではないかと思うのです。

ということで、ご存じない方のために、あらためて、DuckDuckGoの特徴をご紹介しておきます。

DuckDuckGoの特徴
 -シンプルなレイアウトを採用。
 -検索メニューが色々ある。
 -可能な限り、暗号化された接続を使用する。
 -検索履歴が表示されない。
 -広告にターゲティングもリターゲティングもされない。
 -検索結果画面は無限スクロールを採用。
 -サイトの信頼度が確認できる。
 -セーフサーチ機能がある。

Marketing Native
「ダックダックゴー(DuckDuckGo) の特徴と設定方法|Googleとはどう違う?」より引用

こちらのサイトに、スマホなどで使う場合の設定方法も出ているので、もしまだ使われていない方がいらっしゃるようであれば、試してみてはどうかと思います

所詮、検索エンジンの話ではありますが、いつまでもググっている場合ではなさそうですし、今後はアヒルにも頑張ってもらいたいところです。

そして、アヒルがメジャーになった暁には、検索するという意味で、「ダクる」とか「アヒる」とかいう言葉が使われるようになったらいいなぁなどと思うのでした。


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