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シリアスでごめんね。

安保法案など知識はほとんどない僕ですが、さすがに変だなと思って自分なりにまとめてみます。

安保法案を強制採決により将来戦争が起こる可能性がある→その場合、若者たちが戦場に行くことになる。70年間平和を守ってきた日本が何を今更と老若男女がデモへ参加。

というのがざっくりした反対側の印象で、しかしこれに対して政府側は武力行使しません。後方支援をできる様にするだけで、やられっぱなしは止めましょう。と言ってるわけですね。

だけどちょっと調べると武器や戦闘機を米国から買うだとか、外国がもし日本にテロを起こした場合に反撃できる様になってしまうとテロが起こりやすくなるリスクがある。今まではやられっぱなしだったので「やっても反応のない国」という立場が正直あるんだろうと思います。この辺りが変わってくると…

この様に様々な問題が内包しているんですね。単に賛成反対で区別できるほど単純でもないとすると、デモはなんの為にやってるのかイマイチよく分からないのです。決してデモそのものが不快だということではありませんよ。

おときた駿さんのブログを見ると、どうやら委員会で強制採決された時に議員たちがプラカードの様なものを掲げ、大声を出しカメラ目線で反対を訴え続けていたそうで「ほら、テレビの前の皆さんもご一緒に!」と言わんばかりのヤラセ感があったと。その日も国会の周りにはデモの人たちで溢れてたのだとか…。

それを見た国民が案の定ネットで反応し話題になった。もちろんこの報道の前からデモはあったのだけど、さらに加速して行った印象を受けます。若者の団体をニュースで取り上げたのも、その火に油を注ぐ過程の一つの様に思えます。

僕自身は賛成でも反対でもないスタンスなんですけども、自分の友人や好きな著名人たちがデモに参加しているというTweetや「煽る」タイプの記事を書いているのを見てしまうと、どうにも寂しい気持ちになります。なぜかと言うと、こういった一過性のブーム(ファッション化してしまうこと)は政治家達に重要だと受け止めてもらえないのが今までの流れなんです。芸能ニュースでもなんでもテレビで報道されなくなる時期を迎えると半年後くらいには、みんな忘れて次の「お祭り騒ぎ」に夢中になってしまうもんなんです。これはきっと読んでる人もよく分かってることだと思います。

日本は同調圧力が濃いので「みんながやってるから、やろう」で成長してきた歴史もあったりします。その反面、多くの犠牲を払い、借金を残して問題の本質は置き去りにしがちです。挙句の果てには「みんな話題にしないから、言いづらい」という雰囲気に飲まれたりします。

つまり世の中で騒がれている時期に自分たちが騒いでもあまり効果は得られない。本当に聞いて欲しい相手に素通りされちゃう可能性が高いんです。

これらの話しを若者にフォーカスすると、どうしても友人や仲間、同志たちで「議論」になると自分の怒っていること、許せないことから話しが飛躍し、更には自身の主張の根源である「誰からも相手にされていない」という不満や不安、自分の意見(意志)が理解されないというコンプレックスまで乗っかってしまい、疑心暗鬼に陥る可能性も出てきます。お互いに傷つけ合うことに発展するケースもありますよね。

なんだかテレビに映される若者を観てると「どこにでもいるような兄ちゃん姉ちゃん」に見えてしまいますが

僕を含めて彼らはこのネット化社会において自分が1億分の1の存在でしかないことをうすうす勘付いているのです。故に他の人たちよりも前に出て注目されまいとROCKな表現方法を採ったのではないかと思います。

せっかく立ち上がったのに大人たちに「またか、いつものか」と思われて、ひとまとめの現象として扱われたら、それは自ら「1億分の1」に戻る行為ではないのか?と思うわけです。

だから他の方法を取りましょう。まずは焦らずにゆっくりと自分たちが学び、自分で考えて、友人達と話し合うことから"見直して"下さいな。身近ですぐにできて結果が出ること、それは行動し失敗することの連続かもしれないけれど、大いなる目標を実現させるには疎かにしてはいけないことなんです。

案外近くに同志はいるもので、一声かける優しさを忘れずに!


P.S.

万が一、戦争になったら?

たぶんこれは大丈夫そうな気がするんです。今の時代ネットのおかげ様で情報統制がかなり難しいので雰囲気を作ることしか権力を持った人はできそうにありません。情報操作の方ですね。

MGS(メタルギア)シリーズの『愛国者達』くらいの超高性能な「AI」が無ければ、そんな事態にはまず陥らないでしょうね。"アラモを忘れるな" ですよ。(MGS3より)

そしてYoutube、いや動画投稿サイトがある限りは、敵になった国の兵士の家庭(過程)が目に入る様になります。まだ幼い息子や娘に手を振られ、泣きながら見送る妻の姿を見た人間はどうなるでしょうか?パレードの中を笑顔で行進する若者たちを見てどう思うでしょうか…。ジョン・レノンの「イマジン」が見えてしまう時代になったのです。

その前に災害や事故、病気で志半ばで天国行きかもしれませんから、なるべく優しく"弱火"で時には「やるなら今しかねぇ!」で行きましょうよ。

でね、3.11がありましたでしょ。あの後いろいろなクリエイター達が素晴らしい傑作を次々に生み、僕らも随分と考えさせられる時代になりましたよね。だから大丈夫だと思います。

安保法案もそうですがTPPでは著作権の"非親告罪"も導入され話題になっています。どういうことかと言うと今までは原作者が黙認していれば二次創作やパロディ、引用、コスプレ、歌ってみたなどの一般人が既存のコンテンツを使うのは暗黙の了解でありになっており、よほどの事態に原作者からの申告が出た場合、検察官側が摘発するということが可能だったのが、一般人でも気に入らない他人の2次創作、画像、動画の転載等を直接警察に通報して検察官が動くことが可能になってしまうという問題です。

そうしなくとも「通報するよ」という一言が大金のかかるとても大きな脅しになり、プロもアマチュアもクリエイター皆が制作の自粛、連載中止に追い込まれ、文化の発達が危うくなってしまうというとんでもないものなのです。

詳しく知りたい方は『ネギま!』でお馴染みの漫画家 赤松健さんのブログを読んで下さい。

大きな騒ぎが起こる中で必ず下火で燃えてるものがあります。そのことも忘れずにね!では、安心して寝れますようにと…。これからも一緒になって考えていこうね。

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