見出し画像

【空想雲上】若くして死ぬと定休日。

本日はお休みのイッセイさんのお話し。急遽、友人と話すために休みをとって夕方から隣町へ向かった。しばらく行ってなかった町なので、古本屋などを散策してみた。お目当ての小説を見つけるも、300円と古本にしては割高な気がして尻込みしてしまった。すると左斜め上の方向から「ぺーぺぺぺっぺー♪」とドレスコーズの『贅沢とユーモア』が流れてきたのだ。これは買え!と「音楽家兼文筆家および読書家で美男子好き」の志磨遼平に背中を押された気がしたので、すぐさまレジへ向かったのだった。

それから、友人と待ち合わせていたお店に向かうと「定休日」の文字が…。LINEにて友人は、遅れてくるとのことだったので、別なお店を探して先に入って待っていた。メニューを見て何にしようかと頭を悩ませていると、今度は安全地帯の『恋の予感』が流れきた!前回のnoteでも書いたように、絶賛「玉置浩二に夢中」な僕にはテンションがギャン上がりのベストチョイスである!!

古本が300円だろうが、定休日だろうが、待たされようが「今夜は最高」なのだ。もう始まる前から決まってしまった。音楽のチカラってステキね。

あと2つ、違う話しをするぞ。今日は贅沢に行こう。

『ヒバナ』という漫画雑誌を読んでいたら、雑誌内で『スラップスティック』連載している青野春秋先生のコメントが素晴らしかったので紹介したい。この方は映画化もされた『俺はまだ本気出してないだけ』でお馴染みの先生であり、厚生労働省のサポステのメインキャラクターに主人公の大黒シズオが選ばれたとのことでインタビューが載っていた。

サポステについて僕は詳しくないが、ようするには「働くを応援する」組織らしい。インタビューでは「今の時代はネットの情報に支配されて、事実を確かめないで決めつけてしまう人が多い気がする」「自分はこういう人間だ…と決めつけると選択肢が広がらない」などと話し、これから働こうとする人に優しく語りかけているような印象を受けた。

なんとも生きにくいこの時代にストレートな考え方と言葉は染みるので、本屋に寄ったら3月号の『ヒバナ』を探してみて欲しい。

映画好きでお馴染みの僕であるが、劇場の案内を見ていると変わったものが目に入った。宮藤官九郎最新作『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』が例のスキーバス転落事故を連想させるシーンがあるとして、撮り直しのため公開延期と書いてある。どうもあらすじを読むと、修学旅行に向かう一行が事故に遭い、地獄に落ちてから物語が始まるようだ。これは…やむおえない臭いがプンプンする内容だ。

なんとも不運な作品と言いざるを得ない所で、主演に神木隆之介そして長瀬智也と『最強』とも言えるコンビで、メディア露出は半端ではないのだ。テレビや雑誌など見て、獲得できたはずの客は「ポカーン」である。それどころか、さして話題にもなっていない…。近年稀に見る現象にもかかわらず、不思議なのだ。ポスターが貼ってあるのに「公開延期」そして公開日「未定」とは…。

おそらく冒頭であろうと予測される「修学旅行中に事故に遭遇するシーン」が何に置き換わったのか、せっかくなので観に行きたいと思う。

では、この辺で!『キャロル』は今週行ってこようと思うイッセイでした。

サラバ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?