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一新塾講師に、深田智之さん(会津東山温泉くつろぎ宿社長・ 湯瀬温泉せせらぎ宿社長・一新塾OB/理事)!

今週は、一新塾OBである深田智之さん(会津東山温泉くつろぎ宿社長・
湯瀬温泉せせらぎ宿社長・一新塾理事)にご登壇いただきました。
テーマは「事業再生は、まちづくり・人づくり~アフターコロナの旅館経営」。

「くつろぎ宿 新瀧」は、じゃらんOF THE YEAR売れた宿大賞(東北51~100室部門)において第1位を獲得、12回連続受賞です。おめでとうございます!

深田さんは、いくつもの挑戦で道なき道を切り拓いています。

●第一の挑戦~グリーンピア
かつて、都銀系のシンクタンクの研究員として
大規模公共施設のコンサルティングに携わっていました。
あるとき、毎年7000万円の運営赤字を出し続けていた
高知県須崎市のグリーンピア土佐横浪(大規模年金保養基地)と出会います。
そして、株式会社リゾート・コンベンション企画を起業し、日本初の
純粋民間企業として公的施設の経営改善を受託。
2年目で黒字(1,200万円)を達成し、利用者数の3割増、
さらに従業員の業務意欲向上、地域振興を実現。

●第二の挑戦~会津東山温泉での三旅館同時再生
会津東山温泉での地域再生ファンドを活用して
破綻寸前の三旅館の同時再生でした。
かつて竹久夢二や与謝野晶子も愛した東山温泉ですが、
入込み客は1992年の約81万人から、2006年は約42万人に半減。
深田さんは、徹底的なコスト削減を図り、3館の特色を色分けし、
わずか1年半で黒字を達成、3年余りで再生を完了させました。

●第三の挑戦~東日本大震災
そんな中、襲った東日本大震災。震災直後、行政支援が
本格始動する前に旅館をいち早く無料開放。
ピーク時には1,400名ほど、2011年4月10日までに延べ12954名
の被災者の方の支えとなりました。
2011年4月3日からは大熊町の方々の二次避難場所として
ピーク時は520名の方々にご利用いただきました。

●第四の挑戦~湯瀬温泉での事業再生
さらに、2014年7月より、秋田県鹿角市の湯瀬ホテルの
譲渡を受けて事業を再生し、地域の発展に貢献されています。

●第五の挑戦~コロナ禍での旅館経営
新型コロナの影響で全国的に旅館の経営環境が厳しい中、
露天風呂づくりや改装作業を旅館の職員が取り組むなど、
職員の雇用とモチベーション維持しながら、
20年度、21年度の営業利益も黒字を維持し、日々、奮闘中です。

年金問題、ハコモノ利活用、東日本大震災、コロナ禍。
道なき道を切り拓き、事業を再生させ、地域を再生させてきた、
深田さんの時代の試練の向き合い方から学ばせていただきました。

★塾生の皆さんの胸に響いたお言葉です。

●理念を貫くには、志と収益
●何をやらないかを決める
●正しいコスト削減
●「もったいない」視点で地域資源活用
●試練から学ぶ
●あきらめない姿勢
●自分を信じる
●明るさとエネルギー
●人の役に立つこと優先
●やれることは自分たちでやってみる
●志をブラさず、徹底的に考え抜く
●従業員教育の大切さ
●地方の課題はビジネスチャンス
●雇用をつくる、守る、給与水準を上げる

「批判する人は浅い。応援する人は深い」
との深田さんのお言葉にもとても勇気づけられました!

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