今週は「福祉で起業！～すべての人間の価値がお互いに認められる社会へ」をテーマに、一新塾ＯＧの白根邦子さん（一般社団法人happy choice代表理事）にご講義いただきました。

白根さんは、大学受験を控えた高校3年生の時、不登校になってしまったそうです。そんな時、お母さまの勧めで、障害者施設でボランティアをすることになりました。ある時、障害のある人たちが「引きこもり」の私を外に出してくれた、ということに、ハッとしたそうです。障害がある人たちに「何かをやってあげよう」と思っていたのに、逆に「私が救われて」いた、この原体験が白根さんの胸の奥に刻まれることになりました。

白根さんの最初の就職は、電気機器メーカーでしたが、この原体験を思い出し、障害者施設へ転職。その後、2012年、一新塾30期に入塾。リーダーとして「障害者が生きやすい社会へ」チームを立ち上げ。

2013年、一般社団法人happy choiceを起業。　　　　　　　　　　　　　2016年、障がい者施設と酒造と共働で無農薬自然派日本酒「幸SACHI」をつくり、現在、大網白里市のふるさと納税の返礼品になっています。　　　　2017年、松戸市で手打ちそばと日本酒のお店「石臼挽きそば 幸」開業。2018年、就労継続支援B型事業所「ハッピーワーク松戸」を開所しました。

講義では、白根さんの志を貫く人生とゼロからの起業の舞台裏、異業種から福祉分野で起業される方のために、福祉業界の現状や制度、福祉事業の基本知識を整理いただきました。

塾生の皆さんの心に響いたお言葉です。

●自分を信じる　　　　　　　　　　　　　
●まずはやってみる
●出口を自分で作る
●自分を主語で語る
●同じ思いの仲間
●原体験を刻む
●あきらめない心
●何度でもチャレンジ
●ブレない軸

白根さんの原体験、社会に対して抱かれたもやもや、
プロジェクトを立上げ、同志の絆を深めて、
常に行動し続け、常に挑戦し続けることで、
道なきところに道が切り拓かれてゆく歩みに感動いたしました。

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