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【投資】5インチの四角い枠を抜け出して街に出よう〜

今の世の中、スマートフォンがあれば何だってできるようになりました。ニュースサイトを通して世界中のニュースにアクセスできますし、SNSを通して多くの人たちと繋がることだってできます。家族の会話だって最近はLINEで…なんて人も多いのではないでしょうか。本も読めるし、音楽も聴ける、動画だって見れるし撮れる、インスタ等から今の流行をつかむなんてこともできます。銀行取引や株式投資だってスマホを通せば簡単にできます。あとショッピングも。受身的に情報を得るだけでなく、自分で発信することだってできます。できることを挙げてたらキリがありませんね(笑)

たった5インチ程度の画面を通して、世界中と繋がり、日常の多くのことがこなせる。すごいことです。当然ですが、結果として1日の中でその5インチ程度の画面を見ている時間は非常に多くなってきます。自分自身も気がつけばスマホの画面を見ている、という感じ。

しかしこの祝日、"Black Friday Sale"っていう言葉に釣られて、久しぶりに買い物に出てみました。電車に乗ってふと顔をあげてみると、「あれ、吊り革広告、増えてるかも?」って。そこでふと気づきました。「そういえば最近は電車に乗っている間中スマホ見てるな…」って。

そういうわけで、買い物の外出を利用して、できるだけ周りを見てみようと意識してみました。コロナ禍前は結構やってたんですけどね。

  • 街を歩いていると本当に外国人が増えましたね。特に欧米系の人が増えた気がします。昔々、僕が米国留学から帰国した際、何に一番違和感があったかというと、街を歩いている人たちの顔がほぼ100%日本人だったことです。これがほんと様変わりしました。

  • ニュースでは未成年の薬物や売春といった悪い話しか聞かない歌舞伎町ですが、いつのまにか東急歌舞伎町タワーという高層タワーが建っていて賑わってました。昼の顔、夜の顔、表の顔、裏の顔、いろんな側面が歌舞伎町にはあるってことですかね。

  • 新宿駅は特に西側の小田急が取り壊され、再開発に向けて工事中。渋谷も大規模工事中ですが、そろそろ高度成長期、またそれ以前に作られた建物やインフラは更新時期かもしれません。

などなど。電気屋さんにいけば最新家電の動向などもわかるでしょうし、またコンビニに取り揃えられている商品を見ても、その時のトレンドはわかるかもしれません。近所を見渡せば、チョコザップやエニタイムのようなジムができたり、また補助金の影響もありますがインドアゴルフ施設が増えたり。5インチ画面を通してだと伝わらない活気とか、空気感とか、変化とか、そういうのはやはり街に出ると感じることができます。そこから急に投資アイディアに結びつくこともあるかもしれませんし(とはいえ、過去自分はそういうケースはないんですが…)、5インチ画面を通して得た情報が確認できたり、あるいは「ちょっと違うかも」って感じたり。

もちろん、スマホを通した新サービスは、簡単に世界に広がる可能性があるという意味で、投資的な観点から見ると引き続き魅力的です。そこは全く否定するつもりはありませんし、そういった意味で、スマホや最新機器を使いこなしていくことは大事なことかなって思います。

一方で、スマホではできないリアルもあります。そこに行かないと食べられない美味しいもの。そこに行かないと体験できないサウナ。古い建物は建て替えないといけない。そして、スマホの画面、つまり二次元のスクリーンを通した情報ではない、三次元、360度の視界による観察・体験は記憶にも残りやすいし、変化も察知しやすい。

コロナ禍を通したここ数年間で、そういう感度が随分と鈍りました。今後はあらためて、もうちょっと意識して街に出て、観察してみようと思った祝日でした。

なおBlack Friday Sale、「選択肢が多いと選べない」というジャムの法則(決定回避の法則、シーナ・アイエンガー教授)通りの結果となりました(笑)

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