ぼったくり被害にあったら、どうすればいいの?
夜の街でよくある「ぼったくり被害」。
法外な金額をふっかけられて、泣き寝入りしている人も多いのではないだろうか。
ぼったくり被害にあった人の話を聞くと、「お店の人に何されるかわからなかった」とか「怖い人が出てくるかもしれないと思った」とか「家族や職場にバレるのが怖かった」とかだ。
まず、キャバクラで働いている人の中には怖そうな人もいるが、働いている人はみんな一般人なので、ムチャなことはしない。
次に怖い人とはヤクザを想像すると思うが、暴力団は出てこない。
もし「俺は○○組の者だ」などと言って脅したりすると、それだけで脅迫罪となって、組にガサをかける(家宅捜索)こともある。
ヤクザもそのことを知っているのでぼったくりに手を貸すことはない。
最後に、家族にバレるかどうかだが、これはバレる可能性がある。
実際に請求金額をその場で払えなかった人の自宅や職場に連絡したり行ったりして、取り立てをしている店がある。
では、家族や職場にバレずにその場で解決するには、どうすれば良いだろうか。
それは店を管轄している警察署の生活安全課に連絡することだ。
もちろん弁護士を呼んで代理人になってもらうのが最善策だが、夜中に駆け付ける弁護士なんて滅多にいない。
よく110番通報をする人がいるが、解決できるかどうかは怪しい。
私の知り合いがぼったくり被害にあったとき、110番通報をした。
駆け付けた警察官は、お店近くの交番のお巡りさん。
私の知り合いは、駆け付けたお巡りさんから、「お金を払わないと無銭飲食になって、あなたを逮捕しないといけなくなる。だからお店の請求金額通り支払いなさい」と言われたらしい。
この場合、最初から払うつもりがないわけではなく、請求金額に納得できないから払わないと言っているので無銭飲食ではない。
でもこれは仕方のないことなのだ。
交番のお巡りさんは、街の安全を守るのが仕事であって、法律の専門家ではないのだから。
それで言うと、生活安全課の刑事さんも法律の専門家ではないのだが、夜の街で働く人たちからすると一番厄介な存在なのだ。
何故かというと、風営法違反を取り締まる課なので、夜の街で働く人たちは生活安全課に関わりたがらない。
なので、生活安全課の刑事さんに立ち会ってもらってお店の人と話をすると、穏便に解決できる可能性が高いのだ。
もちろん暴力を振るわれたり、店に閉じ込められて念書を書かされるようなことをされれば、それらは犯罪なので、110番通報をしよう。
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