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ReHacQの上出さん回を見た話。

「ハイパーハドボイルドグルメリポート」が好きなんです。
いろんなところのやべえ飯を食べるというドキュメンタリー。

マフィアのご飯とか、紛争地の少年兵のご飯とか。
数年前に見たきりだけど、当たり前のように誰しも飯を食って生きるのだ、ということを思った。

そのディレクターの上出氏が対談している動画があるよ、と友達が教えてくれたので前後編の動画を見ました。

youtubeでご覧ください。


大して前提知識もないうえで視聴したので、そもそもテレ東の人だということも、テレ東在職中に週刊誌に告発文を寄稿したことも、いまは退職しているということもまったく知らんことばかりでした。

さて、自分が面白かったところ・印象に残ったところを残しておきます。
自分なりの咀嚼が入っているのでもとのニュアンスと違うところもあるだろうことを付記しておきます。




・上出さん、いまはニューヨークに住んでいる。


後編まで見ると「ダサいけど、やっぱり英語を勉強しなきゃいけない。ニッチなところに向けての作品を作りたかったら、そのニッチの母数が多い英語圏でないと難しい。英語を継続して勉強するなら、結局その言語圏内に住むのがよい。」
ものづくり・クリエイターであろうとするのに、日本がだいぶ厳しい環境であることも話していました。
私は漠然と英語できたらいいなーくらいの感覚だけど、「おうち英語」と言われるくらい熱心な教育親がいるのは、ここら辺の認識があるからなんだろうか。
教育業界で英語を生かして仕事するとしたら、英語で論文を読む、英語で論文を書くが最終目標になるのかなあ。今の自分のレベルからしたら果てしなくてやれる気がしない…。
ん??このnoteでまずは英語の文章を書いてみるところからでもいいかも。思ったこと、考えたことを英語にして書きちらしても面白いかも…。

・仕事術に関して


ラクする、ズルする、人を出し抜くといった仕事術ばっかりなので、アンチテーゼのつもりで書いた。
ザコ仕事(雑務・雑用)をきちんとこなして、信頼されることが自立への一歩。
めちゃいいこという。そうだよなあ、と自戒を込めて感じ入りました。タイパ・コスパ重視すると、いらん仕事ばっかり目についてしまったりするので反省。まずは与えられた仕事を責任もって、真面目に取り組む。
一方で、成長速度が衰えている感覚から仕事を辞めたという。ただ、中堅どころが辞めたあとの組織がしんどくなる点もあるので、後輩育成からの点でいうと辞めるばかりが正しいわけでもないし、残って組織・仕組みの維持・発展に尽力する人もすばらしいと思う。「踊る大捜査線」の室井さんを思うよ(急すぎる)


・結局、体力と精神力のタフさがものをいう。


みもふたもない(笑)
これで勝負できる人・できない人は絶対いるけど、これがあるとめちゃめちゃ強いのはわかる。
東海オンエアのてつやが自分のホテル事業で右腕となる人を募集していて、その条件の一つに「めちゃめちゃきつい運動部出身」を挙げていたのと通じる。
私は超文系で、運動部根性と正反対な人間ですけど、この年齢にもなると企業が運動部・体育会系出身を重んじて採用したがるの分かる。そこに「自分自身で考える力」がついてないと諸刃の刃だけど。

・社会善・正義のない仕事は尊重されない


日本はその意識が乏しい。自分のやっていることの社会的価値を考えろ。

・正義をふりかざす危険性


上記の「正義」が自分中心での考えになると、法を犯したり、「でも自分は正しい」という歪みをいだく。
社会のルール・法の中でやるべきだという上出さん。
本の中の(法を犯してしまった)主人公を応援する気持ちになったという高橋さん。
「自己正義」を振りかざして、他者や社会そのものを断罪する人たち、多いものね…。そこは手続き・ルール・法に則るべきだというのはわかる。ときに、そのルールや法そのものがおかしいと感じても、正当な手続きを踏んで変えていくのが民主主義なんだって職場の人も言ってたなあ。


一回の視聴の記憶で思い出しながら書いてみました。
私は、「当たり前のことを大事にする」その大事にする理由に自分の経験や考えによる根拠がある人が好きだなあ、なんて改めて思いました。

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