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蜘蛛の荘園

夜の散歩。
これ日課。

散歩してると道路の歩道側に
白い細いガードレール
横棒が4本のすごく簡易的なガードレールがある。

車がぶつかってぐにゃぐにゃになった後もあるのでちっとも
ガードしてくれちゃいないけどね。

そこは周りが川の淵、田んぼの横の大通りの歩道。
そのガードレールの横棒と横棒の間に賢い奴らがいた。

名前がわからないけど蜘蛛、おそらく鬼蜘蛛の幼体かな。

横棒の合間に巣を張って自分の荘園を作っていた。

荘園とは中世にあった武家等の私有地のことだけども
最初は743年の墾田永年私財法(名前覚えるとが楽しいだけで内容よくわからん部門一位)から始まり、稲作を推進して税収を上げるために私有地化を促したところにたんを発する。

また話が横道に逸れたので、道の横に話を戻そう。

ガードレールの隙間一個につき一匹、まるで示し合わせたかのように
ちゃんと一人暮らしの部屋割りになっていた
ざっと数えて20部屋あった。
この子たちはどこから来たのかな。
どうやってみんなそれぞれの場所に移動したのかな。
蜘蛛を始め彼ら節足動物もどうやらフェロモンで会話しているらしい、、

さて、この鬼蜘蛛たちは大通りに面して川の流れと垂直になるように巣を張る形になっている
風は川の流れと近い方向に吹いていく土地構造なので、いろんな虫が風に流され
彼らの網にかかる。
すごく効率よくエサを確保してる、、
さながら自分の荘園のようだ、、。
アシダカグモのように歩行性の蜘蛛はゴキブリを探して家中を歩き回らなければいけないが、この鬼蜘蛛たちのように風と地形を自然と味方につけて
上手に生きているのを見ると
風に身を任せて、自然に歯向かわず、無為自然に生きることが最も気持ちよく低コストなのかなと思ったり。

そういう人間が大多数ではない分なかなかそうはなれないのだけどもね。

この鬼蜘蛛たちの荘園がどうなっていくのか見ていこうと思う
拡大していくのか、その場合隣人の巣を破壊したり、人間のような侵略行為をするのか、、、。

自然に見習いたいから観察したいな。

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