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SAが起こす小さな現場革命 〜Part14:プロジェクトを成功に導く「相手が喜ぶ話し方」

割引あり

私、えいる は2022年3月に転職して、あるベンチャー企業でソリューションアーキテクト(以後、SA)という仕事をしています。

SAはまだ知名度が低く、どんな仕事?と聞かれるマイナー職です。

しかし今後のコンサルやIT業界で必ず必要とされ、数年後は注目職の1つになると私は確信しており、SAの業務内容、必要性、活躍の事例を連載形式で紹介していくことにしました。

  • クライアント要望を理解しきれず、適切な見積もりや提案ができない

  • 受注後に想定外の作業・課題が多発して案件が炎上

  • PMとエンジニアの会話が噛み合わない(現場が険悪)

こんな悩みを抱えている皆さん、その解決策の1つがここにあります!!


仕事術 Part3:相手の立場と性格を意識したコミュニケーション術


私がSAとして仕事をする中で、実践効果が高いと感じている5つの仕事術。第3回となる今回は「相手の立場と性格を意識したコミュニケーション術」について。


相手によって内容や態度を変えることは悪いことじゃない

「相手によって態度が違う」という表現はネガティブな印象が強いですが、私はビジネスの場では相手によって内容や態度を切り替えることは、プロジェクトを成功に導く上で重要な要素だと思っています。

この理由は、ビジネスの現場では、各自が自身の役割と立場をもっており、そのポジションにより一番の知りたい情報は異なると考えるためです。

例えば、PMに問題の原因や対策を長々と説明しても意味はなく、逆に解決に必要なリソースを適切に説明できれば会話はスムーズに収束へ向かいます。

このように根本となる事象は同じでも「相手に合わせた話し方」を考えて、適切に切り替えられることがスムーズなコミュニケーションと問題解決に繋がるのです。


2つのコツを掛け合わせて、相手に合わせた話し方を実践


「相手に合わせた話し方」を考える。

皆さんも意識的あるいは無意識に行っているかもしれません。しかし、いざ実践してみると相手を意識して言葉を選んだつもりが、大量の質問を受けたり、望む結論に着地しなかったりと苦い経験もあるのではないでしょうか?

私も過去に同じ経験をし、その度に何が悪く・何が原因なのかを考え、試行錯誤を繰り返してきました。

その結果、スムーズなコミュニケーションには相手の「何を」と「どのように」の2つを抑えることが重要だと気づき、以下の結論を導き出しました。

  • 相手の立場から、何を求めているかを推測し、それを会話の軸に置く

  • 相手の性格から、どのように求めているかを推測し、会話の進行を決める

少しイメージが掴みづらいと思いますので、次からは具体的に相手の立場と性格それぞれにどのようなパターンがあって、どう対策していくのかを書いていきます。


1)相手の立場に合わせて、会話の軸を決める


まずは、相手の立場に合わせて「何を中心に話をするか」という会話の軸を決めでいきます。

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