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FC刈谷のサポーターであれることを、誇りに思う【FC刈谷 全社】

FC刈谷、第59回全国社会人サッカー選手権大会優勝!


全国大会に出場する強豪相手に、5日連続試合という驚きの日程。

その苛烈な戦いをFC刈谷は戦い抜き、頂上まで駆け上がったのです。


1日目と2日目は現地で、それ以降は中継で。

私は、この5連戦を見た日々を誇りに思います。

FC刈谷のサポーターでいられることを、心から、誇りに思います。


※本文中に、YouTubeにて配信された各試合へのリンクを貼らせていただきましたので、まだ見ていないという方は是非ご覧ください。中継していただいたみなさま、本当にありがとうございました!

「諦めない」の先へ

第59回全国社会人サッカー選手権大会(以下、全社)初日。

FC刈谷のホームスタジアムである『ウェーブスタジアム刈谷(愛知県)』から遠く離れた『佐賀市健康運動センターサッカー・ラグビー場(佐賀県)』にて、全社の第1試合が行なわれました。


全社は、負けたら終わりのトーナメント戦。

この大会で『全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023(以下、地域CL)出場権』を手に入れることができなければ、JFL昇格への道は閉ざされてしまいます。

まさに、後のない戦い。

そんな状況の中でウォーミングアップを進めるFC刈谷の選手たちは、とても堂々としていました。

「絶対に勝つ」

そんな気迫が、ピッチを取り囲むグリーンのネット越しにびりびりと伝わってきます。


全社はその名の通り、全国に多数ある社会人チームの中から勝ち上がってきた強豪が集まる大会。

初戦の相手『ベルガロッソいわみ』との戦いは、開始してすぐに火花散らす激闘となりました。

ぶつかり合う体と体、ぶつかり合う意志と意志。

「FC刈谷は今、全国大会の舞台にいる」

始まったら、終わるまで終わらない・・・・・・・・・・

互いに引けぬ戦いがそこにありました。

得点が動いたのは、開始11分のこと。

前半早い時間に得たPKを、齋藤 雅之選手(8番)が確実に決め切ります。

さらに23分にも齋藤 雅之選手!

ベルガロッソいわみの選手に囲まれながら、撃ち貫く!

技術と集中力の極まったシュートで、存在感を見せつけました。

後半には、キャプテン尾﨑 僚選手(10番)が追加点!

広い視野と的確な判断、見事な体さばき。

この日、尾﨑選手を初めて見た人も、彼がキャプテンマークを巻いている理由がはっきりと分かったと思います。

結果は3-0。

クリーンシートで勝利!

FC刈谷は全社初日を複数得点、無失点で勝ち切ったのです!

この試合を見た私は、全力疾走したかのような胸の高鳴りを感じていました。

「FC刈谷が……さらに強くなった!」

FC刈谷は、諦めない心を持ったチームです。

どんな苦しい状況でも、前を向き、勝利を目指し続けてきました。

私がこの日見たのは、その、諦めない心の先にあるもの。

諦めない心をさらに突き詰めた強い心を、FC刈谷は見せてくれたのです。


佐賀で歌う、一回目の勝利の歌。

今シーズン、思いとカメラを持って追い続けてきたヒーローたちの姿が、より一層輝いて見えました。

連戦駆け抜けて

全社、第1試合は10月21日。

第2試合は10月22日。

第3試合は23日、第4試合は24日、第5試合は25日…………。

この、恐ろしく険しい日程はフィクションではなく現実。

FC刈谷はベルガロッソいわみとの激闘を制した翌日に、同じく全国大会出場レベルの強豪である『東京23FC』との試合を迎えたのです。


ピッチ上へと現れた選手たち。

スターティングメンバーは同じ。

その身にまとう研ぎ澄まされた気配は、彼らが今日も全身全霊をもって戦う――――意志の証。

勝つために跳び。

勝つために斬りこみ。

何度阻まれようとも、トライし続ける。

今日も強い意志をもって、FC刈谷は戦います。

しかし、後半74分。

東京23FCに先制点を決められてしまいます。

試合残り時間6分+アディショナルタイム。

試合の展開を見た限りでは、アディショナルタイムもそこまで長くなさそう……。


残り時間はかなり短い――――。

ここで負ければ地域CL出場権は手に入らない――――。

ここで負ければ、この試合が今シーズンラストゲーム……………………。


でも、私の中の「FC刈谷が勝つ」という気持ちはブレることはありませんでした。


ゴールキーパー、兒島拓哉選手が前を向いた。

その姿を信じずして、何を信じる。

FC刈谷の戦士たちが、勝つために集まった。

その姿を信じずして、何を信じる。

「本当に信じているかどうかは、逆境でこそわかる」

会場に響く、FC刈谷サポーターたちの“魂の合唱”のような大声。

私の喉からも、今までの人生で最も大きな声が溢れ続けます。

無我夢中。

何かを、考える余裕などなく。

アディショナルタイムは、3分!

全身の細胞が、FC刈谷の勝利を願い叫び続けます。

「FC刈谷!」

「FC刈谷!」

「FC刈谷!」

そして――

灼熱の想い、結実。

失点直後に交代で入った小沼 樹輝選手(7番)のシュートがゴールに飛び込んだのです!

ゴール間近、絶対に得点させまいと待ち構える東京23FCの選手たち間を撃ち抜いた小沼選手の胆力!

この時なんと、アディショナルタイム1分!

そして……!

アディショナルタイム2分!

小沼選手のゴールのアシストを決めた大島 遼介選手(2番)が、逆転ゴールを決めます!

そして!

そして!

試合終了!

試合終了!!!!!

劇的、劇的な勝利で、FC刈谷は全社準々決勝への出場を決めたのです。

止まらぬ激闘

準々決勝に勝てば、地域CL出場決定。

昇格のために絶対に必要な『地域CL出場権』を手にするための戦いで、FC刈谷は5-0勝利という力強い結果をたたき出します。

数字を見れば、大勝。

でもこの戦いも決して、楽な戦いではありませんでした。

『KMGホールディングスFC』は、準々決勝まで上がってきた手ごわい相手。

そして、連戦3日目というハードすぎる状況。

そこで5点という大量得点を生み出だせたのは、FC刈谷が戦いながら強くなっているからだと私は思います。

己を超えて、己を超えて。

もっと強く、もっと強く。

限界を超えた成長を己に課すかのように戦い続けるその姿は、燃え盛る炎のようでした。

準々決勝の勝者であるFC刈谷の目の前に、準決勝まで勝ち残った強敵が現れるのは翌日。

試合終了時刻から試合開始まで、24時間もありません。

全社で勝つとは、こういうこと。

全社とは、勝てば勝つほど過酷になっていく茨の道なのです。


準決勝。

立ちはだかるのは『ジョイフル本田つくばFC』

1点取られ、1点返し。

1点取られ、1点返し。

FC刈谷は相手の得点を追いかける形で、PK戦へと持ち込みました。

4日間戦い続けているチームと、4日間戦い続けているチームのPK勝負。

緊張感を極限まで圧縮したかのようなこの時間を、FC刈谷は見事突破。

全社決勝への進出を決めたのです。

決勝戦の具体的な内容については、あえて、この記事では触れないようにさせていただきます。

以下に動画を貼らせていただきましたので、ぜひ、その目で見てみてください。

連戦、5日目。

決勝の舞台まで上り詰めた強敵中の強敵『アルテリーヴォ和歌山』に、FC刈谷が勝ち優勝する姿を。

FC刈谷は戦い続ける

過酷な全社を戦い抜き、優勝という歴史に残る栄光を掴み取ってくれたFC刈谷に、再び厳しい戦いが迫っています。


全社で出場権を勝ち取った地域CLの、一次ラウンド。

3日間連続で戦う、過酷なリーグ戦です。

その先には、一日おきに3回戦う決勝ラウンド。

過酷すぎる日程を勝ち抜いた先に、目標であるJFL昇格があるのです。


でも、FC刈谷なら絶対に大丈夫。

FC刈谷の戦士たちは、誰一人、全社優勝という事実に気を緩めることはないから。

勝つために、昇格のために、己を仕上げ“全進”の意思を持って明日に臨む熱い戦士たちだから。

だからこそ、だからこそFC刈谷は全社で優勝できたのだと私は思うのです。

だからこそ、だからこそFC刈谷は地域CLでも優勝できると思うのです。


全社優勝おめでとうございます。

素晴らしい感動をありがとうございます。

戦い続けてくれてありがとうございます。

私も、私の戦いをがんばります。

私はFC刈谷のサポーターだと、胸を張って、誇りをもって、地域CLで戦うFC刈谷を応援したいから。


最後に一言。

FC刈谷が日本一だぁああああああああああああああああああああああああ!!!!!!


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