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「県庁おもてなし課」で読んだ憧れの地

今回は"高知旅"。前回は高知が、いや、日本が誇る清流"四万十川""仁淀川"について書きました。


今回は「県庁おもてなし課」に出てくるあの地を訪れた話。


そもそも「県庁おもてなし課」という作品をご存知だろうか。

これは有川浩さんが書いた本で、舞台は高知県。あらすじは以下の通り。

とある県庁に生まれた新部署「おもてなし課」。若手職員・掛水は、地方振興企画の手始めに、人気作家に観光特使を依頼するが、しかし……!? お役所仕事と民間感覚の狭間で揺れる若者たちの爽やかな奮闘劇。

…どっかのnoteで同じことを紹介した気がしないでもないけど…。まぁいいや。

この本中に、主人公の掛水とバイトの女の子が観光地の調査として訪れる村があります。

それは

馬路村

です。

馬路村は高知県の東部、安芸市から山の中に入った場所にあり、高知市内から車で1時間半ほどで到着します。結構凄い山道を走らないと到着できません。地図で見るとこんな感じ。

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ちなみに四万十川は高知市内から車で2時間ほどです。高知県はマジで車がないと移動しづらい。

この馬路村、活字の本(つまり写真がない本)を読んでいて唯一"ここに行きたい!"って思った場所なのです。高知県に訪れる大きな理由の1つになってます。

そんな憧れの村。ついに念願叶っての初来村。

本で読んで行きたい!ってなったのは、村全体で観光客をお出迎えしてくれている空気感です。それは実際に見ても感じました。

案内図

この手作り感。ただの村の案内図なのに手書きの文字と可愛らしいイラストから溢れ出る温かみとアットホーム感。ワクワクが止まらない。

宿に到着。泊まるのは「馬路温泉」です。

うまじ温泉


中に入ると早速歓迎されます。

歓迎看板

徹底した手書き。パソコンで書かれたものよりやはり”よく来てくれました!”っていう感じが直に伝わってきます。


今回の旅は3人旅でしたが、1部屋が広いので1部屋で大丈夫でした。

部屋の雰囲気も良い感じ。

机

ロフト

ロフトの中

なんか田舎のおじいちゃんおばあちゃんの家に来た感じがする。何よりロフトが魅力的。自分自身が一軒家に住んだことがないので、部屋に階段があるというだけで無駄にテンションが上がってしまいます。

机をどかして2人、ロフトに1人寝れます。僕はロフトを選ばせてもらいました。単純にワクワクしたので"早い者勝ち!"と言わんばかりに取ってしまいました笑。

さらに部屋の鍵も可愛い。

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本当に芸が細かい。


部屋からは川が見れます。

ベランダ

お酒_ベランダ

川を眺めて涼みながらの一杯、最高でした…。

着いたのが夕方だったので、部屋でちょっとくつろいでいたら夕食の時間になりました。

夕飯は食堂みたいなところで食べました。

食事のお供にお酒を一杯。

柚酒

馬路村は柚が有名なので、柚酒を頼みました。これがまた美味しかったんだなぁ…。

そしてお食事。

刺し盛りとか高級お肉とかが並んでくるのではなく、本当に地元で採れましたor作りましたって感じなものが並びます。

夕飯

あゆ

こんにゃく

川魚に山菜。もちろんご飯はつきます。無駄に高級旅館みたいな感じに背伸びしておらず、"地元"っていうことが徹底されています。そして、だからこそ全てのものが美味しいのです。

マジでどれに箸を伸ばしても美味しかったからな…。あれは感動もの。


たらふくご飯を食べたあとはお土産コーナーを物色。その時にまた魅力的なものが…。

プリン

これは絶対美味いヤツ。速攻で買って部屋で食べました。上品な甘さに舌触りが超絶滑らか。お口直しの食後のデザートにぴったしでした。

そのあとはお風呂へ。めっちゃ広いわけではないけど、十分な広さの温泉でした。川も眺めれるお風呂もあったので、明るいうちに入ると良いかもしれません。

部屋に戻って、友達とワイワイ話しているうちに就寝。


翌朝、朝風呂に入ってから朝ごはんへ。

朝ごはん

川魚の開き

The 朝ごはんって感じ。この開きの魚がめっちゃ美味かったんだよな…。自分で火をあぶる感じも嬉しい。全部やってもらうのは楽だけど、自分で一手間かけるという行為が嬉しい。


そして箸袋にもこだわりが。

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さらにチェックアウトで精算した後にもらった領収書。

領収書

本当に細部までこだわりが行き渡っている。いろんなホテルに泊まったけど、こんなところ初めてでした。本当に素敵な村です。


外に出ると観光用と思われる電車の線路が。

駅案内図

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…これは気になる。

今回、本当に温泉宿に泊まっただけで、村の他の場所は行けなかったので、またゆっくり行きたいなと思います。今回は旅の行程を詰めすぎました…。


最後に…

車に乗って馬路村を出る時。

また来てよ

「素敵な村でした。また来させていただきます。」


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