V系ディスクレビュー!1作目【lynch./ GALLOWS】

バンギャ歴15年Vtuberのディスクレビュー!

本日より、V系・ラウドロックを中心にディスクレビューをしたためていこうと思います!

筆者である私は、ギターコードすら練習中の音楽初心者です。しかし、聴いてきたディスクの数はまさに暴力的!
聞き専ならではの視点で、最高のアルバムをご紹介していきます!

ディスクレビュー1作目は
【lynch./ GALLOWS】です。
2014年、バンド結成10周年の節目の年に発売されたメンバーの覚悟が詰まったアルバムになります!

1作目に選んだ理由としては、ずばり、一貫して「生と死」をテーマにした歌詞と曲調が、V系初心者さんにぴったりだからです!皆さんがV系やラウドロックに期待するダークさが、遺憾無く発揮されています。
また、所謂捨て曲がなく、収録されている13曲全てが看板になりうるポテンシャルを所持!全員主役の乙女ゲームみたいだ!


早速、アルバムの内容に触れていきます!


タイトルのGALLOWSは和訳すると、「絞首台」!!!か、かっこよすぎる〜〜〜〜〜!!!オタクは絞首台とか断頭台に弱いんだ。シャルル=アンリ・サンソンとか大好きだもんね。
絞首台というタイトルに相応しく、introductionでは、物悲しいピアノと鴉の鳴き声が出迎えてくれます。私はlynch.のライブは未経験ですが、ライブの初手で流れたらテンションが爆上がりするんだろうなあ。

2曲目/GALLOWS
introductionが明け、初っ端からガツンと殴られるのが快感過ぎてキモチェ〜〜〜!!!!!
破壊と再生を思わせるシャウトとクリーンボイスの差異に心臓がグエッとなります。間違いない渾身の暴れ曲です。ずっと頭振ってしまう……!!!

3曲目/DEVIL
悪魔が地獄の底から誘惑してくる様な曲。本来悪魔って美しいものに化けて、人を惑わすよなあと妙な納得力があります。ところどころ不協和音だからか、人間に完璧に擬態出来ていない化け物感が出ていると思います(個人の感想です)

4曲目/GREED
セクシーな仕上がりの1曲!間奏で暴れるのが絶対にたのしい!途中の口笛が好戦的で好(ハオ)!英語にきこえる日本語がたのしい。終わりにかけてのベースの音の響きが大好きです。

5曲目/ENVY
嫉妬の名前を冠する曲は最高だって相場が決まっているんだ。触れたら壊れてしまいそうなのに、愛ゆえに触れたい時ってあるよね。個人的に創作等が捗る曲です。
今まで破壊!暴力!処刑!って畳み掛けていた展開が、この曲で引き締まるのを感じる。切込みを入れた鱧を冷水につけて食べたみたいな気持ちになる。(?)


6曲目/GUILLOTINE
王道の暴れ曲!昔懐かしい響きを感じるのは気のせいではなさそう。
やりまくれって言ってるようにきこえる。処刑台ギロチン!という歌詞が必殺技みたいでかっこいい。

7曲目/MERCILESS
折り畳みとヘドバンが絶対にたのしい曲!全歌詞英語だから、意味は分からないけど、死ぬほどかっこいいのは分かる。シャウトの後の一瞬の空白って、ジェットコースターの頂上での停止みたいでワクワクする。

8曲目/OBLIVION
OBLIVIONの意味は確か忘却だった気がする。ファンタスティックビーストで学びました。四つ打ちドラムと入りのギターに惹き付けられる。間奏の切なさたるや。祈るような気持ちにさせられるな〜と思いきや、最後の歌詞で後頭部をぶん殴られます。

9曲目/BULLET
考えるな!感じろ!曲調がとにかくかっこいい!歌詞の意味はよくわからない!かもめのジョナサンみたいだなと思う。後半に行くにつれて、輪郭が曖昧にとけていく感じが。F〇ck you!の叫びがバチバチにキマっている。その頭をかち割れ!で暗転するから、怒ってるのかなあ。

10曲目/ MAD
狂ってる?それ、褒め言葉。を煮詰めて極限まで昇華させた曲。ずっとシャウト。ずっとデスボ。短いけどライブで暴れ倒すにはちょうどいい時間配分だったんだろうな。

11曲目/TOMORROW
前曲とうってかわった爽やかなイントロにまず惹き込まれる。と思いきや、重厚なシャウトにバトンが渡され、瞬く間にキャッチーなサビがはじまる。高音とビブラートが綺麗すぎる。
自分の翼で雲をぶち抜いて、青空をみにいくイメージがある。

12曲目/RING
美しい曲。絶望と達観が綯い交ぜになったような。lynch.は本当に人外目線の歌をつくるのが上手い。深海がイメージの曲なのかな?深夜に聴きたい。
ウィスパーとエッジの塩梅が天才的。アルバムのおしりから2番目にこの曲を持ってくることで、13曲目の爆発力が上がっている。


13曲目/PHOENIX
個人的lynch.といったらこの曲!!!死の象徴である鴉を燃やして、前進していくも変えれない死という運命。それに対して、死ぬまで必死に生きるというアンサーを出す熱い曲。と思いきや、曲がぶつ切りで終わるので怖くなる。
「生と死」というモチーフが、これでもかと詰め込まれている名曲。





一貫したテーマ性の元、繰り広げられる【lynch./ GALLOWS】の世界。V系って何から聴いたら分からないけど、シャウトやデスボが好き!そんな貴方にオススメしたいアルバム!

V系やラウドロックのいいところは、音に重みがあるのに、ノリノリで聴ける所だと思います。

今回紹介したアルバムは、サブスク配信もされているため、よかったら耳を傾けて見てください!

今後も、素敵なアルバムを紹介していく予定です!
V系やラウドロックに興味を持っていただけたら嬉しいです。何卒。

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