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イタリアで風邪をひいたらどうするか

Vol.094.
筆者、最近ひどい風邪を引いた。
結局のところ1週間ほど寝込んだという始末。
幸い、持病や風邪の傾向がわかってるので、日本から持ってきている常備薬でなんとか過ごすことができた。

イタリアで風邪をひいたらどうするか?

基本的にイタリアでは、熱がない限りは深刻な病気とは思わない。
同時に、病院へ極力行きたくないイタリア人が多いので、薬局で買える薬で済まそうとする。
というのは、病院は重病な人がいくところなので、それに感染してもっと酷い病気になると思う人もいるからだ。

実際に、娘の具合が悪かった時、救急に連れて行ったことがある。
救急は多くの人がいたのだが、基本順番待ち。
しかし、熱を測って38度以上あれば、速攻で待ち時間なしで診察してもらえる。
なので、熱が一種のバロメーターだ。

私は喘息もちなので、熱が出なくて咳き込みが激しくてで診察に行ったが、やはり相当待った。3時間は軽く待った。

イタリアで発熱したらタキピリーナ一択

ということで、イタリアで発熱したら必ず処方されるのがタキピリーナだ。
どの薬局でもどの年齢層にもある解熱剤である。
子供から大人まで、解熱剤くださいではなく、タキピリーナくださいがイタリアでのある種正しい依頼になろう。

先述の通り、私は基本的に日本の薬を常備しているので、あまりお世話になることはないが、娘たちはこのタキピリーナにかなりお世話になってきた。
そして自宅の常備薬でも欠かさない。

赤ん坊の時はシロップ、小学校からいちご味の顆粒、大人になってから錠剤とタキピリーナ一択だ。

なので、もし常備薬がなく、イタリアで発熱したらタキピリーナを購入して、とにかくひたすら眠ることがイタリア流の病の治し方である。

喉痛の時はボロチェリーナ

これは喉の痛み限定に効用があるトローチのようなもの。
しかも結構美味しい。
発熱のタキピリーナとボロチェリーナのセットで自力で風邪を直すことのほうが多い。
ただやはり引き始めピークの時はかなり辛いので、やはり症状によっては病院へいくことをお勧めする。

喉の痛みによく薬局で処方されるボロチッリーナ。

他、咳止めはセキ、子供の風邪にはストダルなど

他に咳止めは大人でもシロップのSEKIが処方される。
子供は風邪引くことが多いので、その場合はストダル(STODAL)といシロップとタキピリーナのセットで直すことが多い。

やはり日本の薬持参をお勧めする。

とはいえ、やはり風邪の治し方をある程度知っている大人であれば、やはり
日本からの常備薬持っていくことを強くお勧めしたい。

筆者は喘息の傾向があるので、常備薬がなくなり、病院に運ばれたことがある。
実に乱雑な処方だった。というのは心臓負担の強い薬をなんども処方され、入院を示唆されたので、持病との付き合いは長い自分を信じて入院を却下した。

その際、医師の判断に背いて帰宅するため、病院には何の責任もないというような
書類にサインさせられた。
しかしあのままあの薬を処方されている方が怖い。
ということで、自分の体は自分が一番知るため、やはり医者の診断とはいえども、NOな時はきちんとNOと言えることが大切だ。

ちなみにイタリアにはホクナリンテープという咳止めの薬はない。
ホクナリンテープこそ、かなりなお助けテープであると強く言いたい。
なのでイタリア渡航の際は、必ず常備薬は持参しておいた方が良い。

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