いたのま

北イタリアのトリノと東京とちょっとの箱根をベースにしています。旅する新型おばさん。 🇮🇹…

いたのま

北イタリアのトリノと東京とちょっとの箱根をベースにしています。旅する新型おばさん。 🇮🇹🇯🇵翻訳通訳者/輸入商品開発/ブランドマネージメント/日常のイタリア+東京なことを書いてます。Intercultual living. 問合せ先🙆‍♀️ itanomabase@gmail.com

最近の記事

2024年2月のイタリア観光事情

Vol.127 久しぶりに駆け足でイタリア縦断した。 とはいっても、ローマ、フィレンツエ、ボローニャ、ヴェネツィア、ミラノなので、南イタリアには行ってはいない。 南イタリアはできるだけ避けたい私はすっかり北イタリア人である。 はい。 そんなことなので、ちょっと気になった各地の観光事情をお伝えしたい。 ローマはやっぱり混んでる。 ここ最近のローマは暑い! ローマが熱いのではなく、ローマの気温が暑い。 だいたい20度近くまで上がるので、コートはいらないし、マフラーもいらない

    • 盛り上がる東京ミクソロジー観光

      Vol.126 コロナ前からもずっと追っていたミクソロジーの世界。 いわゆるカクテルとかバーの世界。 ようやっとコロナが終焉し、バーにも気軽に行けるようになったので、バーホッピングがたまらなく楽しい最近。 ほぼ完全に戻ったといってもいいだろうインバウンドだが、どうも東京のミクソロジーをめぐるカクテルバー観光が結構盛り上がっていることがわかった。 液体を調合するミクソロジー バーでカクテルを作る人はバーテンダー。 であればミクソロジーってなに? っていうところがだ、基本的な

      • イタリア的野望 打倒アイリッシュコーヒー

        Vol.125 世界的にも有名なアイリッシュコーヒーをご存知だろうか? アイリッシュコーヒーは、カフェメニューというよりもカクテルシーンの方が有名なのかもしれない。 このアイリッシュコーヒーに一悶着つけたいイタリアかぶれな私のララバイを語ります。 アイリッシュコーヒーとは コーヒーにウイスキーがちょっと入って、生クリームをほんのり乗せた飲料。 雑な書き方だが、これが実に美味しいカクテルで、私もよく秋冬のシーズンになるとオーダーする。 歴史的には、アイルランドのフォインズ

        • イタリアかぶれの渋谷で朝カフェ習慣

          Vol.124 イタリア暮らしが長くなると、朝のカフェ時間というのが習慣になってくる。 家で朝食を軽く済ませたあと、行きつけのバールでカプチーノをいただくのが私の日課だ。 イタリアのバールとは 今更ながらなのだが、そもそもバールとはなんなのか? といところから伝えたい。 バー(BAR)をイタリア人の発音にするとバールというだけのことなのだ。 なのでバールはバーなのだが、バーと言えばお酒を飲むところというイメージがあるが、イタリアのバールはお酒もあるけどカフェもあるというも

        2024年2月のイタリア観光事情

          箱根友達の住職さんの朝食レストラン

          Vol.123 タイトルの通りなのだが、私の箱根のお友達に住職さんがいる。 実際は彼のお父様が住職さんなので、彼は副住職となる。 そのお友達の副住職さんが朝食だけのレストランを開いたということでお邪魔した。 毎月1日の朝粥の会で知った住職ごはんの美味しさ 箱根は宮ノ下という場所がある。 箱根湯本駅から登山電車にゆられれば20分弱ほどで到着する。 特に有名なのは、1878年に創業し、天皇陛下もご宿泊され、各国要人を迎えるとした富士屋ホテルというシンボリックなホテルがあること

          箱根友達の住職さんの朝食レストラン

          エンドレスなチーズホリックになった理由

          Vol.122 日本からイタリアのハムサラミが消えてから、もう一年以上たつ。 でもまだまだイタリアチーズは現役で発売されている! ということを言いたいわけではないのだが、最近、もっぱらチーズホリック。 2年に一度開催されるCHEESEのイベントへ行ってきた 2023年9月のことだが、2年に一度開催されるチーズの博覧会のようなものがある。それも私が住むトリノ近郊のブラというところで開催される。 知っている人は知っていると思うが、ブラといえばスローフード発祥の地である。 そう

          エンドレスなチーズホリックになった理由

          3年、5年、8年の外国かぶれバロメーター

          Vol.121 もう20年前にもなるのだが、私の友人でアメリカ在住8年という人がいた。 彼女は中学生時代にアメリカに渡り、高校、大学を卒業して日本に戻ってきた。 滞在は合計で8年だったという。 その頃の私はまだ日本在住時代だったので、海外暮らしの経験すらない。 ただひたすらに観光としてのイタリアに赴くのみという時代だった。 そんな彼女との会話をふとしたことで思い出し、私の心に今でも生かされているので記載しておきたい。 “外国かぶれ” とはどんな症状なのか。 Wikip

          3年、5年、8年の外国かぶれバロメーター

          海外暮らしでも楽しめる 書道に向き合う時間

          Vol.120 手軽に日本文化を海外でも楽しめるのであれば、書道を推奨したい。 なぜ手軽でおすすめなのかも含めて、大人の書道はかなり推しだ。 書道をはじめたきっかけ イタリア暮らしも長くなってきただけでなく、PCでの作業が当たり前になり、ある時自分の字の汚さに驚いたことがある。驚くというか、読み返せないという自体が何度かある。 日常の一環で日記があるのだが、あまりに自分の字が汚すぎて過去の日記を読み返せないのだ。なんとも恥ずかしいことだ。さらに通訳をしている時にメモを取

          海外暮らしでも楽しめる 書道に向き合う時間

          14歳からディスコOKなイタリア

          Vol.119 イタリアでは14歳から高校のリチェオ(Liceo)がはじまる。 詳しく言えば、その学年年齢で15歳になる子供達である。 つまり日本の高校よりも1年早いと言える。 小学校5年間、中学校3年間までが義務教育で、高校からは義務ではない。 そして高校が5年間となる。 学校制度のことはさておき、私の娘も学年齢に達したのでイタリアの高校へ進学した。 そこで起こったことをNOTEに記載する。 愚痴るが正解かもしれない。 14歳になった後、ディスコの招待が来るようになった。

          14歳からディスコOKなイタリア

          世界ランキングにも入る武蔵小山のピッツェリア。

          Vol.118 私がイタリアでピザを食べない理由は以前にも書いた。 そしたらそのピザ屋さんというかピッツェリアのピッツァイオーロ(ピザ職人)が、なんと世界ランキング75位に選ばれたというニュースが入った。 世界100位の中にランクインしている日本人がいる! 私が日本に戻るたびに通うピッツェリアは、武蔵小山のピッツェリア ラ トリプレッタ。 私の子供達もトリプレッタが大好きなので、ピッツァを食べたくなったら夏休みの日本帰国まで我慢ということもあるくらい。 つまり、私たちが

          世界ランキングにも入る武蔵小山のピッツェリア。

          襟合わせが気になる海外での着物

          Vol.117 日本の文化に触れるとき。 触れるというか体験する時はいつも心が締まる。 いや整うというのが正解かもしれない。 お茶をいただく時や書に向き合う時など、ひとつひとつのモーメントがリセットされるかのように新しい気持ちのようになる。 これもまた海外暮らしが長くなってわかる典麗への憧憬かもしれない。 着付けをすると背筋が伸びる 夏休みを日本で過ごした私たち。 夏祭りはやはり赴きたい。 せっかくなので浴衣を着せて参加させたいなと思っていたら、出国間近の日に近所でお祭

          襟合わせが気になる海外での着物

          美しきかな江戸切子を体験する

          Vol.116 東京は築地産院で産まれ、八丁堀と銀座で育った私は、結構な江戸っ子であると思っている。 幼稚園時代は日本橋の百貨店で遊んでいたり、飲食店を経営していた祖父の休憩の間に上野動物公園へパンダを見に連れて行かれたり、週末は浅草の観音様へ祖母とお参りに行ったり。語れば多い江戸界隈の昔話なので、銀座線沿線の銀座から浅草までの駅それぞれに思い出が深い。 そんな背景ではあるが、江戸切子だけはあまり触れてこなかったと思った夏。 なので、ちょっと江戸切子を知りたい! となった。

          美しきかな江戸切子を体験する

          食べ物だけど空気にお金を払うという感覚

          Vol.115 ちょっと呆れてしまうかもしれないが、実にイタリア人らしい発想だなと思うことがあったので、エピソードとして記載する。 日本ならではのふわふわのパンケーキは外国人にも大人気 一度知ったら病みつきになる日本のふわふわのパンケーキ。なかなかなおしゃれカフェにあり、おばさん一人で入るのは困難なのだが、若い女子と訪問できればご相伴に喜んであずかりたいところ。 我が家のイタリア人女子は、来日する度にふわふわのパンケーキを求める。 毎度行くのは、渋谷にあるフリッパーズ。

          食べ物だけど空気にお金を払うという感覚

          アマルフィの宝石といわれるポジターノにいる錯覚をする七里ヶ浜のピッツェリア

          Vol.114 夏といえば海! しかも今年の夏はとにかく暑かった日本。 となると海に行きたいと湧き出る欲は制御できない。 今年の夏は日本だったので、日本でもイタリアを満喫できるピッツェリアへ行くことに。 七里ヶ浜駅徒歩3分でポジターノ? 実はこの夏サーフィンを少し湘南で楽しんでいた。 ほんの嗜む程度だ。 早朝からサーフィンを楽しんだ後、お腹が空くのは当然。 そしてナポリピッツァを食べたいとしたら、カーサ パラディーゾ スル マーレに行かないでどうする? と自責に問われ、空

          アマルフィの宝石といわれるポジターノにいる錯覚をする七里ヶ浜のピッツェリア

          新しい感動を誘う”シン ジャパニーズ”のアート

          Vol.113 アートに触れるのは結構好きだ。 それは育ちにも影響している。 父がデザイナーだった経緯もあり、自宅はいつも美術品であふれていた。 美術品といっても、高価なものというわけではない。 ただただ父が好きだったものをコレクションしているというのが正解だ。 コレクションといっても、もちろん松方コレクションとかそう言うレベルではなく、ほんと趣味。 とはいえ、幼心からもアートが自宅にあれば興味をもつ。 そしてそのストーリーを学ぶ。 そうやって育ってくると、いろいろな絵画や

          新しい感動を誘う”シン ジャパニーズ”のアート

          渋谷にイタリア人の和みカフェがある幸せ

          Vol.112 ほんとはここだけの話にしておきたいのだが、今回お世話になってその良さを十分に堪能したので紹介したい。 イタリアンガールがおもてなすカフェ 渋谷駅からハチ公方面に出て、文化村通りを歩き、ドンキホーテの前にINTIMISSIMIというイタリアンランジェリーショップがある。 なかなか乙女チックなお店なのだが、その2階にカフェがあるのをご存知だろうか? そのカフェなのだが、ランジェリーメーカーが運営するコンセプトカフェなのだろうとたかを括ってはいけない。 なん

          渋谷にイタリア人の和みカフェがある幸せ