新しいカタチへ vol.2 (将来の夢の現実?)

只今、東京出張の新幹線です。
あっという間に1月が終わりました。
歳を重ねる度に、一年が過ぎるのがとても早く感じたりします。
子どもの頃の1年って、今やったら3年分ぐらいの感覚です・・・笑
あの頃って毎日、毎年、初めてのことに出会います。
振り返れば同じようなパターンの1年ってないんですよね
でも、社会人になって、歳を重ねると毎日、毎年がルーティーンのようになってきますよね・・・

旅行に行ったら「行き」は長く感じるけど「帰り」は何気に早く感じたりします。
これは「行き」は「初めての体験」なので長く感じ「帰り」は、2度目の体験となるので「行き」ほど長く感じない。そんな感覚に似てるのかもしれません。
ってことは毎年、毎年「新しいこと」を始めたら・・・
もっと充実した毎日、毎年が過ごせるかも・・・・?
なんてことも思ったりします。笑

さてさて、前回からの続きです。
当社が家具店として創業して70年あまりが経過しました。
高度経済成長期とともに歩んできたと言っても過言ではない当店。
私が物心ついた頃(50年ほど前ですかね!)家具は飛ぶように売れていたようです。
小学生の私も納品に幾度も駆り出されました。
まだまだ「モノ」が行き渡っていなかったという時代背景の中、仕入れたら仕入れただけ売れるという、今では考えられない商売の世界がそこにはありました。
そんな光景を日常的に見てきた私は、何の疑いもなく、将来は家具屋さんになる・・・
と漠然と思っていた記憶があります。
そのように自分に言い聞かせていたのかもしれません。
『将来の夢』小学校で書くお決まりの作文は、当然のように「家具屋になってお店を大きくします。」的なことを書いています。
夢も希望もない子供です。(笑)
そんな作文を書きながらも、「食」に関わる仕事がしてみたいと心の片隅で思っていた私は『将来の夢』に逆らうように、高校から大学を卒業するまで某ハンバーガーチェーンでバイトに没頭しました。それはバイトの域を超え、気がつけば準社員になっていました。
ハンバーガーをいかに効率よく売って、いかにお客様に喜んでもらえるかは、大学で単位を取るより、将来の夢である家具の勉強をするよりも最重要課題でした。
そのままハンバーガーチェーンに就職することも可能という状況の中、『将来の夢』に引き戻されるように家具商社に入社したのでした。
あの作文は『夢』ではなく『将来の現実!?』だったのです。

つづく


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