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アウェイツーリズムのススメ

2023年も年の瀬、Jリーグもアウォーズを終えて全ての日程を終了いたしましたがいかがお過ごしでしょうか。
最終節前に優勝が決まり、惜しくも優勝を逃したマリノスちゃん界隈のSNSでは、優勝する可能性が潰え消化試合となった最終節・アウェイ京都戦の扱いが話題に上りました。
その是非は置いておいて、個人の感想として"もったいない"
それは何故か、それはアウェイ遠征は楽しさしかないからです。
"もったいない”と思えるぐらい全力でアウェイを楽しむアイデア、教えちゃいます。


地方の名物の先へ、地方の「好物」を味わおう

よくよく考えてみると、前提として不憫ではある。
行先も、日程も、自分都合では決められない。
しかも、大抵毎年同じ場所。
それを数年、十数年続けていくと、年に一度とはいえ、その土地の名物も食べ飽きたとしても不思議ではない。また、その土地の名物が旬の時期ではなかったり、苦手だったりすることもある。
そこで始めてみたのが、その土地で「自分の好物」食べるムーブ。
そこでしか味わえない組み合わせが存在したり、奇想天外なアイデアを施したもの、その地産の素材を生かしたものを展開したりと、掘ってみると意外に深い。
僕の場合は、俗にいう「グルメバーガー」ジャンルのハンバーガー。
一つ例に挙げると、神戸の名店「Brisk Stand」。
ハンバーガーを真っ二つに割り、その断面に焼き色をつける「#Kittayatsu」というメニューは余りに斬新かつとんでもなく美味しかった。2023年シーズンの大迫勇也ぐらい半端なかった。
このアプローチは目にしたことがないし、それなりにあちこちで食べてきた自分の中でも歴代トップ3に入るほどの美味しさで、神戸に来れてよかった、と感じた瞬間だった。

BriskStand "#kittayatsu"

もちろん、ラーメンでもチャーハンでも、パフェでもケーキでも、日本酒やクラフトビールでもいい。
地方で勇気をもって踏み出した一歩によって、人生最高の一皿が見つかるかも知れないよ。

観光地だけじゃない、自分の趣味に合わせた行き先

雄大な自然や名跡、見せ方にも拘ったオブジェやアート、地方の観光地は一度は足を選びたい、観光の醍醐味だ。
実際、今年の京都遠征ではかの有名な伏見稲荷大社へと出向き、見どころである千本鳥居の迫力に圧倒され、東福寺の夜間拝観ではライトアップされた見頃の紅葉を拝見するという素晴らしい機会に恵まれた。

東福寺 夜間拝観

とはいえ、観光客でごった返していて少々辟易してしまったのが本音でもあり、何度も繰り返し見たいのかというと・・考えてしまうところもある。
そこでお勧めしたいのが、自分の趣味に合わせた行先にカスタマイズしてしまうこと。自分の場合、サッカー以外の趣味は「水族館や動物園に行くこと」「サウナに入ること」。それを地方でやる。

自分の住んでいる土地では見れない生き物。自分の住んでいる土地にはない施設。その体験は新鮮かつ貴重で、抜群にワクワクしたし、非常に充実していたと思う。

  • 2023 アウェイ遠征✕水族館・動物園

    • 札幌→円山動物園(生前のデナリくん(シロクマ)のお昼寝に遭遇)

    • 神戸→atoa(新設のアートアクアリウム)

    • 新潟→マリンピア日本海(初来訪)

    • 名古屋→鳥羽水族館(初来訪/初ラッコ)

    • 福岡→海の中道水族館(初来訪/日本存命ラッコ制覇)

  • 2023アウェイ遠征✕サウナ

    • 札梅→ニコーリフレ(名物声出しアウフグース)

    • 新潟→ドーミーイン新潟(ホテル併設)

    • 名古屋→ウェルビー栄(サウナシアター初体験)

    • 大阪→大阪サウナdesse(新設!複数サウナのテーマパーク)

    • 福岡→ウェルビー福岡(・・・ノーコメント)

    • 京都→鴨川湯(京都伝統の銭湯サウナ)

試合があるから、その土地に足を運ぶ。

「ついでに」その土地にある行ったことのない施設やまた体験したい施設に足を運ぶ。
僕の場合、それが水族館であり、サウナだったけれど、他の趣味でもそれは可能なはず。
競馬好きなら競馬場とか、洋服好きならその土地のセレクトショップや古着屋、音楽好きならレコードショップもいいかもしれない。好きなドラマやアニメなら聖地巡礼ももちろんあり。
巡り合わせ次第ではあるけれど、その遠征を更に充実させるのは他の趣味かもしれない。

ちょっと足を延ばせばすぐ隣県

鳥栖と試合をする時、大体の人が福岡空港に到着し、福岡に泊まる。
東京と試合をした後、東京ディズニーランドに行く。
その考えに則れば、隣県も対象エリア。
関西エリアは最たる例で、JR新快速で数十分で隣県(府)へと渡ることが可能。
オーバーツーリズムで旅費が高騰している京都を避けて奈良に泊まるなんて例も実際にあったようで、それに合わせて観光してみれば、新鮮な体験ができるかもしれない。
これは余談だが、自分も名古屋遠征に合わせて、県を跨いだ移動で鳥羽水族館(三重)に行ってみたが、乗ってしまえば決して難しいことはない(お得な切符もあったりする)

鳥羽水族館のキラくんかメイくん

多少時間も費用も掛かるにせよ、交通の便の良いエリアであれば十分射程範囲。ちょっと足を延ばして、まだ足を踏み入れたことのないエリアへ飛び出してみれば、新たな風景が見られるかもしれない。

あとがき

勝敗というのは時の運、実際好成績を残している近年でも2019年・2021年を除けばアウェイでの勝率は5割を切っており*、試合結果だけに委ねてしまっては半分以上が苦い記憶となってしまう。
だからこそ、試合結果だけに委ねず、自分なりのやり方でアウェイを楽しんでほしい。
このエントリがその一助となったなら幸いです。
じゃ、また、次のアウェイで!(たぶんね)

*近年アウェイの成績
2023年アウェイ戦績8勝3分6敗(45%)
2022年アウェイ戦績8勝5分4敗(45%)
2021年アウェイ戦績 11勝3分5敗(58%)
2020年アウェイ戦績5勝3分9敗(29%)
2019年アウェイ戦績 10勝1分6敗(58%)
2019~2023年計アウェイ戦績42勝15分30敗(48%)
(上記はリーグ戦に限る)

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